「すずしろ」は、今の季節に欠かせない食材です。

新しい年の始まり、いかがお過ごしですか？

2019年が始まったなと思ったら、あっという間に七草粥の日がやってきました。
生命力のある春の若菜を食すことで邪気を払い、今年一年の無病息災を祈る日。
最近ではスーパーで“七草パック”が売られているのでとっても便利です。
芹・薺・御形・繁縷・仏の座・菘・蘿蔔（せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ）〜春の七草ですね。
ご存知ですか？　すずな・すずしろは、とってもポピュラー野菜、そう、かぶと大根の別名なんです。

七草それぞれに効果的な成分が入っていますが、例えば大根は、粘膜を丈夫にし、のどの痛みや不快感を和らげてくれる作用があります。
（この時期にありがちな、ちょっとのどに違和感が……なんていう時には小さく切った大根を蜂蜜に漬けて、そのエキスを飲むのもオススメです）。
それに、消化酵素が含まれているため、胃もたれや胸焼けをおこしにくくする作用があると言われていますから、年末年始の暴飲暴食でお疲れの胃腸も喜んでくれるはず！
その大根に、他の七草メンバーも加われば、豊富なビタミンやミネラルが摂取できて、消化も良く、整腸作用、利尿作用、咳止め、肝臓の働きを回復、解毒作用などなど、この時期にはありがたい効果が望めると言われています。風邪の予防にも強い味方になってくれそうです。

私も、家族みんなが元氣でいられるようにと願いを込めて作りました☆
生米から炊いたトロトロのお粥は、お腹も心もホッとさせてくれました。
七草粥は昔の人の知恵が詰まった体調回復食なのですね。
ごちそうが増える季節、美味しいからといって食べ過ぎないように(笑)、しっかり健康管理していきましょう！

遅くなりましたが、今年もみなさんにとってよい一年となりますように。
皆様の笑顔をたくさん見たいから、お役にたてる私でいられるよう精進していきます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

三麗世奈