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深層リンパドレナージュ【自転車のタイヤと身体の話】

ある日、仕事帰りに駅の駐輪場に行ったら、自転車の後輪の空気が抜けてベチャンコになっていた。

朝はなんともなかったのに。

誰かにイタズラされてパンクしたのかも…!
ひどい人がいるもんだと、怒りと切なさを抱えて、ぱふぱふ言うタイヤの音を聞きながら押して帰った。

後日、自転車屋さんへ修理に行った。

「パンクさせられたみたいなんです」

「(タイヤを触りながら)前に空気入れたのはいつですか?」

「(記憶曖昧)2か月くらい前かなぁ…」

店員さんに修理をお任せして、一時間後に行ったらあと少しで完成というところだった。

大きな口で笑う親切なお兄さんが、タイヤの中を見せながら説明してくれた。

タイヤの内側には、幾つもの切り傷のような溝があった。

《パンクではなく、空気が入っていないないまま走ったことによる損傷》だった。

そういえば数週間前、走りながら「空気が入ってないなぁ」と思ったことがあったのを思い出した。

少しスピードが出にくくなったときがあった、あのとき。

だけど、その遅さに慣れてきて、こんなもんだと思って乗り続けていた。

というか、全然意識してなかった。

あの、少し気になったときに空気を入れてあげていれば、こんな傷にはならなかったんだ…

毎日乗るような人は月に一度空気を入れると、いい状態をキープできるそうな。

ゆくゆくはタイヤを変えた方がいいらしいのだけど、とりあえず今回は簡単な処置をして空気を入れてもらって、無事にスイスイ走れるようになった。

それにしても、パンクさせられてひどい、なんて思っていたけど、全て私のせいだったなんて。

SOSのサインが出てたのに、ダメになるまで気付かなかった、ごめん。

そして思った。
自転車だから部品を替えたら新品に戻るけど、これが私たちの身体だったらどうなる?

タイヤの内側に傷があったように、私たちの身体の中の見えないところが傷んで、辛いサインを出してるのに気づかないふりをしていたら…

《深層リンパドレナージュ》を受けに来てくださる方は、毎日遅くまで働いていて、身体も心も全然休めていない方が多い。

中には肩や首に痛みを感じていたり、精神的にハイになっていて疲れているのに眠りが浅かったり、顔色が悪かったり。

さらに、望診してみると、目や舌などあちこちにSOSのサインが出てる。
このまま同じ生活続けてたら、病気になっちゃうよー!って、身体が叫んでる。

よくぞここに来てくれました!
まずは温もりで包んであげたい。

でも大抵の人は、
痛みはいつものことだし。
休んでる時間ないし。

そういって身体の声を無視していたら、ある日突然病気になって、大好きな仕事も出来なくなっちゃうよ。

私たちは部品を交換しても新品にはなれない。

だから、栄養が偏っているなら食事を、身体が冷えているなら運動を、心が疲れているならリラクゼーションを、《自分を労ること》をちゃんとやってあげなければ。

はじめて施術を受けに来てくれた方は、たぶんびっくりする。
自分の声に気付いて来たものの、物凄く大きな声で休んで!!と言われることに。(反対にもっと動けるよ!の時もある)

背中~肩~頭、ゆっくりとほぐし、リンパを流して免疫スイッチをONしていくと、あとは受けた人の身体がいい状態へ戻そうとしてくれる。

そのとき、例えば疲れがすごくたまっていた人は、身体が寝てほしいサインを出すから、
家についたら倒れるように眠った、いつもより長く眠った、など強制的にお休みモードに入る。

そしてちゃんと眠ったら、スッキリとした身体に戻ってる。

「あぁ、身体ってこんなに軽かったんだ」って思い出す。

人間の身体は本当に素晴らしい。

でも、私たちは忘れやすい。

辛いことに慣れないで。

疲れがひどい方は2週間に一度、メンテナンスなら月に一度受けていただくと、整いやすくなる。
(私も実際、月に一度受けている。)

はじめての方は、ゆっくり出来る休日の前の日に受けることをおすすめします。

身体と心を解きほぐして、明日を楽しめる自分になろう。

COLORdrops/自分研究所


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