COLORdrops/自分研究所
今日は、私の“屋号”、COLORdrops/自分研究所のことをお話したいと思います。
缶からこぼれ出すカラフルなドロップのように、人はみな、それぞれに美しい色を持っています。
生まれ持った魅力、自分では欠点に思えるようなところも含めて、おひとりおひとり全てが愛しい存在です。
実は、COLORdrops(カラードロップス)という名前は、私が小学生の頃から考えていたものです。
いつか私が何かの集まりを作るとしたら、カラードロップスって名前がいいな!と、漠然と思っていました。
具体的に何をするか考えていたわけではないのですが、今思うと繋がっているなぁと思います。
ひとつに、
私、缶に入ってるドロップが好きだったんですね。
何が出るかワクワクするし、気分じゃない味のは戻したりして(笑)。
その中で、フルーツ味に混ざってハッカが入っていたの覚えていますか。
色も白くて可愛くないし、食わず嫌いで残していました。
でもある日、ハッカを好きだという友だちが現れて、食べてみたら思った以上に美味しかったんです。
ハッカが出たらラッキーと喜ぶ人がいる。
そしてその時、気づいたんです。
私がキライなものを好きだという人がいるし、その逆もある。
そうか、私が食べられないものは、食べられる人に食べてもらえばいいし、私に出来ることなら、出来ない人のサポートをしてあげればいいんだ!
自分ひとりで、食べられない!できない!って投げ出すより、ほしい人と共有したら、みんなハッピーかも。
そんなことを考えるようになりました。
これはおとなになって少しずつわかってきたことですが。
ふたつめ、
小さい頃から女優になりたいと思っていた私は、ありがたいことに夢が叶えられました。
常々、私のなかに色々な自分がいるなぁと思っていたのですが、役を通してさまざまな人の人生を演じていくことで、それをより感じるようになりました。
役者の仕事は、役の人生を生きること。
すべては台本に書いてあります。台本を読みこんで役を感じれば感じるほど、不思議なのですが鏡を見るように本物の私を見つめることになっていきます。
演じるのは役だけど、いつの間にか私自身になっているんですね。
すると、本物の自分がやったこともない役に出会った時に、新しい私の扉を開かなくちゃいけなくなる。
壁を越えないといけない瞬間が、たくさんやってきます。
本番を迎えると、また新しい私が生まれています。
舞台の上に限ったことではありません。日常のなかでもそれは感じることがあります。
家族といるとき恋人といるとき、キライな人といるとき、全部自分だけど、毎回違う顔があります。
これはみなさんもそうでしょう?
全部ひっくるめて自分なんですよね。
演技の勉強を始めた頃、演出家に言われて印象に残っている言葉があります。自分が短所だと思っているところこそ、長所であり魅力なんだ、と。
私は小さい頃から背が高いことがコンプレックスだったのですが、今となっては舞台映えするし、洋服は着こなせるし(自分でいうか!)、施術のときには長い腕が役に立つしで、確かに環境が変われば、長所かもしれないなあと思うようになりました。
(とはいえ、相変わらず小さい女の子に憧れる自分もいまだにいますが)。
そう。自分が気付いていないだけで、みんなすごい魅力を持っているのです。
それに気づけた人は無敵ですよ。
そのためには、まず自分を知ること。
やりたくないと思いながらもやっていることがあって、もしかしたら「こんな自分いやだ」……なんて思ったりすることもあるかもしれないけど、そんな自分を俯瞰で見たら、やり続けられるその粘り強さがあるってすごいことだな、なんて思えるかも知れません。
自分を愛することができない人は、自分以外の人たちを愛することも出来ません。
ほかの誰でもない、自分自身を大切にすることから始めてみましょう。
元気があれば周りにも優しくできる。
まず、自分を見つめてみること。
<自分研究所>という名前には、そんな意味が込められています。
私は自分のことが大好きです。
大好きだから、私を好きだと言ってくれる人のことも大好きです(笑)。
大好きな人のために何ができるかをいつも考えています。
COLORdrops/自分研究所に興味をもっていただけたあなたと、両思いになれたら幸せだなと思います。