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100万回生きたねこ【たまによみたい絵本】

今まで、何度も死んで、何度も生き返ったねこは、誰のことも好きにならなかった。

死ぬことは、なんてことないことだった。

でも、はじめて心から大切な人が出来たとき、死ぬということがとても悲しかった。

相手のために初めて泣いた。

愛を知ると言うことは、そういうことなんだ。

今読むと、胸に込み上げてくる何かのせいで、一呼吸おく。

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