トレイル・オブ・クトゥルーのルールブックを買ったよ!
タイトル通り、トレイル・オブ・クトゥルー(以下ToCと表記する)を買ったよというお話。
amazonで注文した時丁度大雪でして、届くまで時間がかかりました。
ようやく時間が出来たので、少しずつ読んでいこうかなと。
まず、カバー!
マットPPだ!! うわぁい、黒猫マットPP大好き!
表紙をめくってみると、カバー下におまけは特になかった。
……と思ったら、裏表紙側怖ッ!?(見て欲しい)
本文はコート系の紙なんだね。
個人的にはコート紙は指紋がつきそうな気がするので(実際につくかどうかは知らない)
上質系の紙の方が落ち着くなぁ。まぁ、これはあくまで好みの話。
「翻訳覚え書き」の項
CoCのルルブにもあるけど、このコーナーとても有難い!
単位についていちいち調べなくてもいいし、なによりカッコの用例がとてもわかりやすい。
リプレイ動画を作る時にも、これを参考に各種カッコの使い方を決められるもんなぁ。
これは本当に助かります。
「はじめに」の項
ここにコールオブクトゥルー(以下、CoCと表記する)との違いが挙げられている。
なるほど、ここはとてもわかりやすい。
彼等はどういうゲーム作りを目指したのか、どういう点が違っているのか。
それがきちんと書かれている。
そして、このゲームで遊ぶことが可能な、クトゥルフ神話における二つの考え方。
ホラーの原点でもあり、強大な神話生物を前に破滅が訪れる「純粋主義モード」
それに抗いキャラクター視点の物語の活劇を盛り込むことができる「パルプモード」
CoCでもキャラクター性を重視したプレイスタイルと、神話生物は圧倒してこそと考えるスタイルとですれ違いはある。
私が公開したシナリオ/リプレイ動画でも「キャラクターが死にかねない神話生物を出すなんて非常識」って言われたことがあって「なんでやー!!」って思ったもんなぁ。(嘘みたいなほんとの話)
でも、パルプモードを軸に考える人にとっては、そうあって欲しいのだろうなぁ。
ToCではルールブックの中でそれぞれのモードにシンボルマークを設けて、ルールの取捨選択が出来る。
そう明言してあるのは、とても良いと思う。
変な対立を生まず「この卓はこちらのモードを採用しています」で棲み分けが出来るんだもん。
募集する側、参加する側、あるいは見る側にとっても、わかりやすい指針になるのではないかな。
「探索者」の項
10ページの下段囲みを見て笑ってしまった。
「現実に存在するはずない巨大な触手の化け物が登場しても許せるんだから、女性の医師が出てくるくらい気にすんな」(文中から抜粋)
良い文章だ。
もしセッション中に大筋とは関係のない細かい部分を指摘された時、改変して使えそうな文言である。
探索者制作のための細かいデータ部分は、実際に作成する時に細かく読み解くことにしよう。
ところで、ホーボーって初めて聞いた。
19世紀末から20世紀半ばのアメリカにいた渡り鳥労働者のことと書いてある。ほえー。そうなのか。
探索者の項目の中に「動機」についての項目がある。
おー、このゲームあらかじめ動機を設定しておくのか!
ここ数日、CoC界隈で「探索者が導入に乗ってこなかった場合」の話が話題になっている。
が、このシステムだと「探索者が探索に乗り気になるための切欠をあらかじめ自分で設定しておく」んだなぁ。
なるほどなるほど。
次いで、「技能の購入」
購入ってのが面白いね。買い物感覚。
探索技能を購入するための作成ポイントは、プレイ人数によって決まるらしい。
細かい技能に関しても、ここでは割愛。
交渉系技能に「巧言令色」というのがあって、ちょっと心引かれました。
(またそういうキャラを作りたがる~)
実際の行為判定や進行についての部分も、今回は割愛。
プレイしてみてから、感想を纏めるか、あるいは動画にでもしてみようと思います。
というわけで、楽しみにしてた次のコーナー!
「神々のデータ」の項
どんな神話生物が出てくるのかな~とそわそわドキドキしておりました!
見てみた、ら、なるほど。大物揃い。
このラインナップだと、解決に導くパルプモードよりも原理主義よりのスタイルの方がやりやすそう?
ただ、あれか。あくまで神であって、狂信者などを用いればいいわけかなぁ。
などと、ラインナップだけ見てシナリオ作りを考えてしまう……。
神々や巨怪には、二つのデータしか用意してない。それ以外は意味がない。
きっぱり書かれてて笑ってしまった。
うん、確かにこれだけ見ると、原理主義よりの方がやりやすそう。
と、思ったら。
「クリーチャー」の項
なーんだ、人間がちゃんと対峙できる(???)ような相手も、しっかりと後に出ておりました。
なるほど、先のはあくまで神々の話。一安心。
そりゃそうだよね、ディープワンすら出てこないなんてそんなことあるわけなかった。
こちらはちゃんと詳細データも載っている。
神々と同じように一覧は欲しかったなぁ。
便利な点は、出てくるクリーチャーごとに探索のポイントや描写が書いてある。
その神話生物について詳しくなくても、それっぽくシナリオに組み込みやすそう。
「セッションの運営」の項
最初このルールブックを注文した時、「一番最初はわからないシステムだし、とりあえずはサンプルシナリオで回してみようかなぁ」と思っていたんですよ。
が、ここの項目をみたら、シナリオ作りについて細かく解説がしてあるんですね!
せっかくなので、自分で作ってみるかなぁ。
く、公式に乗せられている……!
キャンペーンの枠組みまで書かれているの、凄いな。
じっくり遊ぶことが前提になっている。
「付録」の項
わあああ、これ既存のCoC探索者をToCに変換させることができるううぅぅぅ!?
い、いや、時代が違うといえばそうなのですが。
ほえー。ちょ、ちょっと一気にテンションが上がってしまった……。
あとデザイナー紹介のとこの絵が皆怖いのですが!
茶目っ気たっぷりやなぁ……。
システムの基本部分はほぼすっ飛ばしているので、おおざっぱに読んだ感想程度でほんとすみません。
1930年代について色々読んでみて、それからのんびりシナリオを考えて、まずは1セッションやってこようかな~と思います。
(私がキーパー予定だ!)
気が向いたら、3/20にうっかり卓ゲ祭りがあるので、それにあわせてセッションの様子や感想を纏めた動画でも作ってみようかな~と思います。
最後まで読んでくれてありがとう! 私はシナリオを作ってくる!!