動画日記その1・動画作成の第一歩
前々からTRPG動画は眺めていました。
うちの卓の動画を見てくださっている方はわかるかと思いますが、普段は各KPによるオリジナルセッションばかりなので、動画を見てもネタバレにはならないし。
公開されているシナリオはどんなのがあるのかな~と、興味津々であちこち見ていたような感じです。
うっかり卓ゲ祭りという企画も知っていたので、試しに1本くらい作ってみたいな~と、当時はぼんやり考えていました。
視聴者側としては、1シリーズ完結させるのにもとても大変、失踪する人も多いというイメージだったので、とても完結までは無理だろうとも思っていました。
お試し程度に1本作ってみて、後はどんなものを作るか、その都度考えていけばいいかー。
最初は「何か動画作ってみるか」なくらいで、TRPG動画を作るかどうかさえ決めていなかったんです。
で、試しに作ってみたのがこちらの動画。
第10回うっかり卓ゲ祭りにあわせ、制作しました。
制作期間は、多分十日ほどでしょうか。
ゆっくりムービーメーカー3(以下YMMと表記)と、Aviutlを使って制作しています。
どちらも初めて触るので、設定やら何やらでとにかく手探りでした。
「動画を作る際って、やっぱりKP視点の方がいいのかな?」
「自分がKPをやったセッションかぁ……まぁ、適当でいいや」
「このセッションなら一番最初のだし、継続もNPCしか出てこないから、これでいいかな」
くらいのかるーい気持ちで、このセッションにしたんです。
いや本当。とても適当でした。
※某NPCは他セッションで使ったKPの持ち探索者を、NPCとして登場させています。
新しくNPCデータ作るの面倒だったん……。(そんな理由)
完結まで作ることなんてまーったく考えていなかったので、画面構成等も特には考えておらず。
ADVゲームを作るようなノリで、普通に下側にテキストウィンドウを置いて、作っていました。
全部画面に配置して、喋らせてみたはいいけど。
これじゃ誰が喋ってるかわかりづらいなーと悩んだ時に、検索でこちらの記事を発見。
なるほど、喋っているキャラ以外は透過させるようにしておこう。
等々、仕上がりを見ながら一から手探りで作ったものです。
いやー、大変だったけど楽しかった。
元々ゲーム作りのノウハウは持っていたので(ツクールに触れるのは、月夜の夢が初めてでしたが……それはまた、別の機会にでも)
ADVゲームのノリでなら、画面は設定出来たのですけどね。
動画ならではの細かいところを色々と調べながら作り込んでいくのがとても新鮮で楽しい経験でした。
YMM3とAviutlとで動画を作る中で、一番お世話になったのは、こちらのページ。
今もまだ使いこなせているとは言い切れない状態ですが、初期の頃はとにかくお世話になりました。
今でもわからないこと、ここどうしたらいいんだろうってのがあれば、検索して調べてやっています。
各種ノウハウを公開してくださってる方々には、どれだけ感謝してもしたりないくらいです。
えー、とにかくそんな制作期間を経て、2017年10月10日のうっかり卓ゲ祭りの日に、どうにか初となる動画を投稿できたのです。
正直な話、
TRPG動画なんて今はもういっぱいあるし、クトゥルフ神話TRPGはその中でも特に数が多いから、まぁ埋もれるよねー再生数なんてたかが知れてるだろう。今更だもんなー。
と思っていました。はい。
でも、うっかり卓ゲ祭りというお祭り企画にあわせて公開させていただいたためか、思っていた以上の人に見ていただくことが出来ました。
単発のお試し動画だったつもりが。
公開当日にいただいた
「乙ですー。もし出来れば完結まで見たいです。でも無理はなさらないで」
「おつかれさまです。続ききになります…!」
等の温かいコメントに後押しされ、完結までこぎつけることが出来ました。
これらのコメントがなければ、最後まで作ることはなかっただろうと断言できます。
そこからあれよあれよと他セッションも作っていき、今では何百本も公開しているのだから、なんとも感慨深いものです。
というわけで。
もし「自分も動画を作ってみたい」と考えている方がいらっしゃるなら、言わせていただきたい。
今更などと思わずに、作ってみるべきです。
公開しなければ、見てくれる人なんて発生のしようがない。
実際に公開してみたならば、何かが変わるかもしれない。
行動するのに「今更」とか「もう遅い」とか、そんなのは気にしなくていい。
そりゃ、早くに行動に移せた方が良い点は色々とあるでしょうけど。
行動しないよりも、行動した方が、ずっといい。
どれだけ遅かろうが、今更だろうが、作らないよりも作った方が人目に止まる。
当たり前のことです。
もう一点。
初投稿の切欠として「うっかり卓ゲ祭り」はいいぞ。
企画がある程度周知されているので、その日に色々動画がアップされることを、皆さん知っている。
そして、アップされた動画を見てくださる。
どれだけ良い動画を作っても、それを知ってもらわないと、意味がない。
知ってもらう為には、まず見てもらわないといけない。
埋もれてしまう名作動画の数々は、ここが一つ目のハードルになってしまいやすい。
企画にあわせて公開すれば、その企画を知っている人、企画に興味ある人が、見てくれます。
もう一つの利点として、うっかり卓ゲ祭りは単発大歓迎というのがある。
完結まで作らずとも良い。
その点でも、制作に取り組むハードルは大分下がります。
まずは一本、誰かに見てもらう。
気軽にそれが出来るのが、この企画の良いところだなと自分が経験してみて、本当に思います。
という訳で、初投稿時の思い出話でした。
たいした参考にはならない気もしますが、それはそれ。
具体的な動画作成のコツ、ノウハウは、検索すればいっぱい出てきます。
躊躇している人がいたなら、少しでも背中を押せれば何よりです。