映画「シャイニング」を見たよ!【ネタバレあり】
有名作品ですね!
原作は読んでますが、実は映画は見たことなかったのです。
なんでかって、ハッピー・デス・デイの感想でも言ったように、私は怖いのが苦手なんですよ!!!
というわけで敬遠していたのですが、友人にお勧めされて見てきました。
ビックリ要素はないし、グロもそんなにないし、画面は基本明るいから安心して見れる&俳優さん達の演技に没頭できるとのこと。
ふむふむ、それなら見てみようかと、挑戦して参りました。
以下ネタバレ満載につき、未視聴の方は見てから読んでいただくことを推奨します。
いやー。
内容知ってるから最後まで見れるやろと思ってたけど、知らないで見てたらこれ途中で何度も停止しながら見てただろうなぁ。
なんでホテル序盤のそんな怖くないシーンでも、そんな怖い演出入れるの!!!
なんでこんなに不穏な音流してるの!!
ホラー苦手な子は、雰囲気だけで怯えちゃうんだよ!!!
ホラー映画見ながら、そんな理不尽なことを考えていました。
はい、ごめんなさい。
雰囲気出てました。
「まぁ内容知ってるから……」とたかを括っていた私は、料理人のハロランがさっくりと殺された時点で「えーーーーー!?」となったのでした。
私の知っているシャイニングと違う……。
でも、よくよく考えてみたらここまで能力的な部分にはあまり触れられてなかったし、演出他全然違う感じになっているんだろうなぁと納得したのでした。
なるほど、原作者との意見対立という話に合点がいきました。
それはそれとして、映画版。
ダニーがかわいかった!!
最初のパン食べてるところから「ちょっと君かわいいね……」って感じでしたが。
最初に鏡と向き合い、息を飲むところからして、おぉこの子の演技好みだなぁとなってました。
かわいい上にちゃんと表情で語れる!!
ダーツしているダニーもかわいかった。
これ言い出したら、全編かわいいかわいい言ってしまうなきっと。
ジャック・ニコルソンは流石の演技。
パッケージにもなっている有名な表情が来た時は「きたー!!!」と喜んでしまった。
小説とはまた違った狂い方な印象でしたが、少しずつ狂っていく様子が表情を見ていても楽しかったですね。
一番好きなのは、階段で奥さんを追い詰めていくシーン。
いいなぁ、こういう演技。
その奥さんですけど、正直な話をすると、彼女の演技が一番怖かった。
なんでそんなに怖かったかよくわからないが、とにかく怖かった。
ちょっとやつれた感じの風貌と、映画版のキャラクターとがとてもマッチしていたなぁ。
終わり方も、原作とは大分違ってましたね。
最後の写真、あれが途中で言われてた「貴方が管理人だ」ってところなのかな。
なるほど、見た側に考えさせるラストになっている。
映画の制限上、短い時間の中に凝縮されたところはあると思います。
でも序盤から不穏な音を流していたおかげで、本来であれば急過ぎるだろう変化も音の流れにのって加速していった感があります。
逆に、不穏な雰囲気にやっと登場人物達が追いついてきたな!!とさえ思うくらい。
いやー、BGMの効果って大きいですね。
不穏な空気を醸し出すことで、異常さも際立たせることができる。
最初は「なんでここでこんな不穏な空気にしてるんだwww」って思ったけど、終盤の加速度を考えると、序盤からどんどん雰囲気出していって正解だわと思えてしまった。
良い演出でした。
しっかし、本当あのお母さん怖かった。
怖い役どころじゃないのにね。なんでだろうね。
鬼気迫ってたね……。