第27巻 ミツバチの世界
第27巻 「 ミツバチの世界」
-ローヤル ゼリーの神秘をたずねて-
井上丹治 著 1963年刊行
ミツバチに関する本でカラー写真によるものは非常に少なくまたロイヤルゼリーについてはこの本が初めてなのだそうです。著者の井上先生は過去に「蜜蜂と花と人」という著書を刊行し、その本での写真は白黒であったため、この初めてのカラー写真による著書にはたいへんな思いをこめられたようです。
驚くほど細密な写真で蜂の生態を追っていますが、見ていたら少し気持ちが悪くなってきました。家庭での養蜂は昭和の風景で、お母さんの作った蜂蜜の味を感じます。この写真で癒されました。
養蜂は危険を伴う作業ですが、素手で平気で作業する農家の人は、刺されても免疫があるのでしょうか?
「ロイヤルゼリーは働蜂の分泌するミルクで、きわめて少量しか採取できないので高価であるが、新しい技術により量産することも可能となりつつある」