第21巻 浮世絵

第21巻「浮世絵」
菊池貞夫著 1963年刊行

カラーブックス第21巻「浮世絵」浮世絵の始まりから明治期までの歴史を代表作家の作品を鑑賞しながら学ぶことができます。

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鈴木春信の美人は小顔でキュート。可愛い。

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歌麿の美人は面長の個性が強い顔立ちですが、姿形には凛とした江戸の女性の粋が感じられます。江戸のハンサムウーマンかもしれません。

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見事な長身にきものを纏った姿は、江戸時代には理想化された姿であり、現代では逆にリアリティのある女性の姿ではないでしょうか。

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お茶漬のり のおまけで有名な葛飾北斎の「富嶽三十六景」。
荒れ狂う白浪やのどかな田園風景を、
写し取るだけでなく、浮世絵としての色彩やタッチに仕立て直して描いたところに、画家とは違う「絵師」の心と技を感じることができます。

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