ロッテ・佐々木朗希に恐怖を感じる。
お世話になっております。
アホみたいにツイートしてる癖にnoteは久々の更新です。
書き殴りなので細かいところは気にしないでください...。
ここ数週間で一気にTLでも名前を見かけるようになった「ロッテ・佐々木朗希」の話。といっても野球ファンなら全員認知しているレベルの選手で、3年前の高校3年の夏に色々話題にもなった投手。去年のシーズン終盤から一軍で少しずつ結果を残し始め、さあどれくらいの成績を残せるかな、とファンからも期待がかかって迎えた今シーズン。僕も注目していましたが、「朗」だか「郎」だか分からん、みたいな、とりあえず怪我しないでねー、数年後にメジャーで頑張れー、みたいな感じ。
オープン戦の段階からモノが違うのは誰の目から見ても明らかでした。遂には今シーズンの自身三度目の登板となった4/10(日)のオリックス戦、日本プロ野球史上28年ぶりの「完全試合」を達成し、今日の日ハム戦でも八回までパーフェクトピッチング。なんかもう訳分かんないです。どういうこと?
僕の話をすると、身内に不幸があって先週の完全試合は実はそこまで観れてなかったんです。ネットでその情報を知って、後でダイジェスト版を観て、うおおおすげーwみたいな。
じゃあ次は観なきゃな、ってなってからの今日。14時からずっとテレビで観てました。先週と同様に淡々とアウトを積み重ねていく背番号17、イニングを重ねるごとに異様な雰囲気になっていく球場。「2試合連続完全試合」という記録もかかっていた為先週の登板とは状況がまったく違いましたが、今までに観たことのない光景で段々と言葉を失ってしまいました。ツイートはしてたけど。
結果は前述の通り、打線の援護がなく八回パーフェクトで降板。流石に点が入っていれば九回もマウンドに上がったと思いますが、そういう議論すら野暮になる程の圧倒的な内容に恐怖すら覚えてしまい、なんとか文章としてこの感情を残せないかとnoteに綴ってるわけです。
その「恐怖」という感情について少し。先週の完全試合の後いつものように野球関連のニュースを漁っていると、ある記事に書かれたコメントが印象に残りました。
「佐々木は間違いなく素晴らしい選手。今までにいない次元の投手で、今後世界を背負っていかなきゃいけない。もちろん応援している。それと同時に、この投手を観ていると今までのプロ野球の歴史が全て壊れてしまうんじゃないかという恐怖がある」
あー俺もこれだな、と思いました。案の定そのコメントには否定的な意見が多く(何をもって案の定かは説明しづらいです、感覚的にそう思いました)、やれ老害だのなんだのと好き放題言われてた訳ですが。
今日の八回パーフェクトの投球を観ても、前回の完全試合の投球を観ても、正直凄さがよく分からないんです。いや確かに凄いんですけど。あんな頻度で、あんなに力感がなく160km/hの直球を放って、150km\hに近いフォークで空振りを奪って、しかもまだプロ3年目、凄いに決まってるんです。でも、今まで歴史に名を刻んだ名投手や、自分がリアルタイムで観てきた、斉藤和巳、ダルビッシュ、杉内、田中将大、大谷、菅野、山本...そのあたりのエース級ともこんなにも差があるのか?と思ってしまったんです。
確かに直球は世界でもトップクラスのスピード、フォークも凄い落差です。でも、多少野球に精通してる方なら分かると思いますが、まだまだ未完成です、明らかに。ビタビタの制球力があるわけでもなく、変化球が多彩な訳でもない。要所で締めていく力強さはありますが、危なっかしいボールも少なくはないです。
それでもプロの打者がまったく打てない。打てないっつーか当たらない。当たらないんだから点が取れる訳がない。確かにここ2試合のオリックス、日本ハムは他と比較して打力が優れているわけではありませんが、17イニングでパーフェクト、33奪三振、そんなことになっちゃうの?プロ相手に?おかしくない?って感じです。
僕がものすんごい応援してる大谷翔平の話をすると、彼の凄さは「投手としても、打者としてもトップクラスの成績を残せる」という点。そんなの前例がありません、比較対象がいません、だからこうして騒がれてるわけなんですが。ただ言い換えると、どちらを取っても「双方でそのポジションのトップ層の選手に引けを取らない成績」というか、極端な話、投手と打者で分けて考えてしまえばある程度想像の範囲内の成績に収まってるというか...。
佐々木の凄さはちょっと別。「投手一本」という、今までにあった形式で、今まで見たことのない成績を残しちゃってる凄さというか、大谷と違って「比較が出来てしまう」からこその恐ろしさがあります。こんなにも簡単に抑えられちゃうなら、今までのプロ野球の投手ってなんだったの?みたいな。歴史を全て否定してしまうのではないか、という恐怖がどこかにあります。
恐らく僕以外にも同じことを考えていた方もいると思いますが、先週の完全試合のダイジェストを観た後「来週同じ投球をしてもおかしくない」と思いました。この投球は偶然じゃない、次も絶対に成し遂げるくらいの能力が彼には備わっている、そしてまだまだ成長過程にあると。そこからの今日の投球。「なんだかよく分からないけど、今までにはいない、世界最高峰の投手なんだろうな...」と思いながら一球一球を見守っていました。
なんかまとまりのない文章になってしまってすみません。圧倒的な内容の2試合、楽しませてもらいました。だけどまだ2試合、相手はプロの野球チーム、長いシーズンでどこかで壁に当たると思っています。その時にこの20歳がどこまで本領を発揮してくるのか、そもそも壁なんてものすら存在せず世界一の投手になってしまうのか、一野球ファンとして応援していこうと思います。
本当に本当にまとまりもオチもない文章でごめんなさい。若い選手が出てくるのは本当に楽しい。宮城も頑張れー!