![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58838300/rectangle_large_type_2_cf05d018f7f7035538f5c29db5df472b.png?width=1200)
Nine Old Men -エピローグ-
と、書かれても「?」と思う人の方が多いと思うのです。
誰のなんの話?ってね。
これはDisneyの重要な話。で、通っておきたい話。(というか知ってもらいたい話w)
私はディズニーのストーリーと、ディズニーアートが好きなので、
時代背景を考えた時にあの時代に!この技術で!と驚かされる
才能溢れるアニメーターの話が好きなのです。(いっぱいいるんですけどね)
最近はDisney展などが数多く展開され、
ディズニー知識として知ってる人が昔より増えてきていると思っています。
ナイン・オールド・メン
前回のアブ・アイワークスに続き、外すことのできない
重要な9人のおじさん。
おじさん言うても、活躍していた当時は30代。
写真を見ていて思いましたけど当時の30代って今より上の年代に見えますね〜w
え、30代ってこんな感じ?
。。。話を戻しますね。笑
ナイン・オールド・メンは言わばディズニーの中で礎を築いた人たち。
彼らの手で皆さんが知っているあの有名なキャラクター達のほとんどが生まれ、
命を吹き込まれました。
もともとあるアンデルセン、イソップ、グリム童話に存在していた各キャラクターが
ディズニータッチで生まれ直したのは彼らの功績がほとんどです。
彼ら自身が子供時代にきっと読んでいたであろう童話のキャラクターが
自らの手で描かれ直し、世に広まり、
後世に継がれるってどんな気持ちなんでしょうね。
現代のメカニズムが何もなく、鉛筆と紙で1枚1枚作画していた
途方に暮れそうな作業を
大変ながらも楽しそうに描いていたことを思うと、
充実した仕事だったのではないかと思うのです。
(大変だったと思うよ、嫌になる日もあったと思うけど)
他のアニメーターの教育も担い、自ら背中を見せてキャラクターを作り上げてきた
その発想力と、コツコツの努力。
きっと数え切れないほどの生みの苦しみもあったでしょう。
彼らが何を描いてきたか、
ご紹介していきたいと思います。
憧れるだけで精一杯。(なんかつぶやきましたw)
1人1人を紹介する前に、ナイン・オールド・メンというまとまった9人について
ディズニー社が出来立ての1930年代
切磋琢磨して技術を磨いてきた9人は1945年頃にできた
アニメーターの幹部会が始まりとなり、
ルーズベルト大統領が任命した9人の最高裁判事の呼び名を模して
ウォルトが命名しました。
士気の上がるチーム名ですよね。
私も幼少時代にもう何千回見たかわからない
「ピーター・パン」や「アリスの不思議の国」など、
彼らを知った後、オープニングのテロップを見ていると
冒頭に彼らの名前が必ずあるではないですか!
大人になって視点が変わった状態で観た時に違う角度で興奮しましたw
彼らの名が上がったのは「シンデレラ」での功績。
第二次世界大戦後、スタッフや資金が不足している中で9人それぞれの個性を
キャラクターに生かし作り出した最大のヒット作。
彼らの功績として、
一場面に登場する全てのキャラクターを1人のアニメーターが描くことで、
キャラクター達の間に生まれるニュアンスや雰囲気を感じ取り
動きや表情をより深く表現できるようになったのです。
描き出すタッチと動きの柔らかさ、細部にわたる表現。
細かく描写して紙に載せるからこそ生まれるその一瞬の表情。
すぐ過ぎ去ってしまうワンシーンを作り上げるのに何時間もかかったことを思うと
頭が上がりませんね。
ディズニーの妥協しない追求が
ここまで長くたくさんのファンから愛される要因だと思っています。
彼らのようなアニメーターがいたからこそ今のディズニーがある。
0を1にし、チームで1から100より1000まで妥協のない作品を作り続け、
登り詰めた功績が歴史を作っています。
大分マニアックな話になると思いますが、
お付き合いいただけると嬉しいです。笑
今日もありがとうございます。
mumu