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【Shopify Tips:02】送料設定で出来ること、出来ないこと
Shopifyにてサイト構築する上で役に立つ情報を紹介します。
今回は Shopifyの送料設定で出来ること、出来ないこと について簡単にまとめてみました。
標準機能で可能な送料設定
Shopifyの標準機能で可能な送料設定は下記となります。
1.地域別の送料設定(都道府県単位)
2.〇〇〇円以上の購入で、送料無料の設定*
3.重量による配達方法の設定*
4.特定の商品の場合に特定の送料を設定(手動追加)
基本的な送料設定の方法に関しては【Shopify初期設定:05】配送と配達の設定についてで説明しておりますのでご確認ください。
項目を組み合わせた設定の懸念点
上記2と3の項目で組み合わせる場合には懸念点があります。
Shopifyでは1つの送料設定に対して下記どちらかの条件を設定することができます。
・アイテムの重量に基づく
・注文額に基づく
![](https://assets.st-note.com/img/1709800173955-lnNRG4sVtG.png?width=1200)
ここで重要な点は「どちらかのみ」しか設定できないという点です。
例えば、以下の条件の場合、
重量1kg未満はネコポス、それ以上は宅配便としたい…
5,000円以上購入した場合は送料無料としたい…
下記3つの送料設定が必要となります。
![スクリーンショット 2021-07-20 12.39.48](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57148555/picture_pc_73e582d4cf0e5a20773fb43f53d14715.png?width=1200)
(1) ネコポス(1kg未満)
(2) 宅配便(1kg以上)
(3) 送料無料(5,000円以上)
ですが、この設定だと5,000円以上の購入があった場合、重量に応じた配送方法 (1) or (2) も同時に表示されてしまいます。
「条件1かつ条件2」という設定ができないため、このような処理になります。
※実際にフロントの見え方はこの様になります。
(1kg未満で5,000円以上の商品を購入した場合)
![スクリーンショット_2021-07-20_12_42_45](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57148779/picture_pc_09749dffb3619204661b05a5fd8ec87e.png?width=1200)
配送方法に関しましては金額の安い順に表示されるので、「送料無料」が選択された状態で表示されますが、他の配送も選択できる状況になります。
運用上、この状態で問題なければこの設定でも対応は可能です。
特定の商品の場合に特定の送料を設定する
Shopifyでは商品毎に送料の設定が可能です。重さやサイズが大きくて別途送料が発生してしまう商品の送料設定が出来ます。
例えば、以下の条件の場合、
キャリーバッグ1つに付き2,000円の追加送料を設定したい…
この場合には「配送プロファイル」にて設定できます。
まず、
設定>配送と配達>新しいプロファイルを作成する
を選択します。
![Shopify サイト一覧](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57154390/picture_pc_c5c5747f1d9c4a1628f3cdf9f0edac86.png?width=1200)
以下のようなページに遷移するので、「名前」と「商品を管理する」から対象の商品を選択、「新しい配送エリアを作成する」より、対象エリアを作成してください。(今回は日本全国統一の料金とします。)
※商品管理に含まれている製品のみが対象となります。 新商品等ある場合には都度追加する必要がありますのでご注意ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1709800507967-NGfhunYL0l.png?width=1200)
それでは「送料を追加する」より送料の設定を行います。
今回は「キャリーバッグ1つに付き重量を5kg」で定義して設定しています。
(※商品管理画面でも重量の設定が必要です)
![スクリーンショット_2021-07-20_14_46_07](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57155969/picture_pc_94a7718a3c111a07b7ab3c7f192cc788.png?width=1200)
こちらは5つまでしか設定していませんが、5つ以上同時購入がある場合にはそれぞれに対応したのルールを追加しなければなりません。
この状態で6個以上で購入した場合には以下のような配送先エラーが発生しますので、ご注意ください。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57156828/picture_pc_2d842eefdec9646ac6920aee568ecf25.png?width=1200)
以上でカスタム配送料の設定は完了です。通常商品と同梱での購入画面を実際に確認してみます。
通常商品1点とキャリーバッグ3点を購入した際の処理が以下になります。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57161093/picture_pc_ca59ac4ce341f248964ad7f942d9bfdd.png?width=1200)
通常商品(半袖シャツ)→総額5,000円以上のため、送料無料
キャリーバッグ→3点購入のため、2,000円 × 3点 = 6,000円
そのため、合計の送料は6,000円と正常に処理されていることが確認できました。
アプリを導入しないと対応できない項目
・送料無料のみを表示したい。
・外部連携のために「送料無料(ネコポス)」「送料無料(宅配便)」と出し分けしたい。
・離島への送料を設定したい。
上記項目に関しましては現状、送料設定アプリを導入しなければ対応出来ません。
このような要望がある場合にはアプリの導入を検討してみてください。
まとめ
送料の設定はまずはじめに、どの様に設定したいかを考えるようにしましょう。標準の機能で対応可能なのか?、アプリを導入しないと実現出来ないのか?、を判別し必要な設定を行うようにしましょう。
アプリによる送料設定に関しましては今後別記事にて紹介していこうと思います。