見出し画像

歴史の空白

今のブランドの起源や、フィロソフィーをスキーや会社が持ってる歴史のタイムラインに求めがちだったけど、その中で空白の時間があることは自覚していた。
そこにはこのブランドとして何もなかった、言えることがなかった。けどもその空白の時間こそ、TNFと出会い、多くの関係者がそのフィロソフィーに感銘を受け、あげく信仰のようにしてきた時間。私たちの現在のチームですら、半数の人間は、TNFに憧れて、ないしはそこに関わった経験とともにここにいる。我々のブランドを語る時はいつも、隣りにいてその相対性とともに成り立っている。なのに、空白にあるものを、あえて無視する必要もないのではないかと思えてきた。

地球を抱いて眠るをよんだとき、60年代の傷を心にもった人々の話が、それを気づかせた。TNFの起源と成り立ちと、何に人々が熱狂してそのブランドを育てたか知ること、が、私たちのブランドに欠如しているものを探すヒントになるのではないか。ヒントになり得なくても、知っておく必要はありそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?