美しい文字②性格を変えたいなら、文字を変えてみる
似たような字を書く人が多いと
その人たちの日常の振る舞いを観察しつつ
ググったり書籍などで調べる。
これを繰り返す。
枠いっぱいに大きな字を書く人は、おおらか。
逆に小さい文字は、慎重派。
丸文字の人は、意思表示が苦手だけど人の気持ちがわかる人。
ハネが強い人は責任感が強い。
文章の文字にばらつきがあってバランスが取れていない人は、熱しやすく冷めやすいし優柔不断。
でも私は
「この人はバランスが悪い」と判断したとしても
また違う機会に書いた文字をまた見てみたりして分析を続ける。
人は変わる。
今のこの人はこうかもしれない、とだけに留めるようにしている。
人の変化も楽しみのひとつだから。
実際に学生時代の友人は
数十年経った今、別人とまではいかないが
書く文字も性格もその時とは違う。
無意識にこれを繰り返していると
いつか人が憎めなくなってくる。
宇宙は陰陽とはよく言ったもので
陰と陽がないとこの世は成り立たない。
人も然り。短所、長所があって人が成り立つし、短所がわかると、長所がわかる。視点の角度を変えるだけで短所が長所にもなる。
とても面白い。
この人「ムカつくなー」と思っても、数回会う機会があるとお茶目な部分が見えてきたりする。
だから、最初から人格を決めつけてしまうと「損」なのだ。
分析する楽しみが奪われる上、数ヶ月後には私自身にとって有益な存在にだってなりうる。
とすると、
逆のアプローチも見えてくる。
こんな人になりたい、という願望があるなら
書く文字を変えてみたらどうか。
私はお金には無頓着なので
スーパーに買い物にいくと、昔はレジでお金が足りずに商品をキャンセルすることが時々あった。
頓着がないのは個性だと思っている。
でもレジでスタッフの人に迷惑をかけては申し訳ない。
だったら、財布のお金がいつも足りている状態を望んでみる。
他の願望も含めて、記述してみた。
①お金を貯めたい。
②もっと心の広い人間になりたい。
③リーダーシップを取りたい。
①③お金を貯めたい、は
「口」「田」など、左上を少し開けて、最後の右下の「一」でしっかり空間を塞ぐ。
②もっと心の広い人間になりたい、は
偏(へん)と旁(つくり)の間隔を広げたり、文章だと文字間を広げて余裕が感じられるようにする。
③リーダーシップを取りたい、は
「木」という漢字なら「十」の「I」の棒を大きく上に突き出す割合を増やす。
※心理的結果は外部より抜粋していますが、必ずしも全てに当てはまるとは断言できませんので真相は各自己判断にてお任せします。
たかが字、されど字。
私は日本語が好きだし美しいと思っている。
デジタル化しても、このウェブサイトは文間が広くて読みやすい。
ということは読みやすいとわかっていて採用しているから、
デザイン感覚が優れているのかも、などと
勝手に字と人をつなげて分析し、ただ楽しんでいる。
次回は
書く姿勢について自論を書こうと思う。
最後まで読んでくれて
ありがとう。