どうして?
ウィーンの街中を散歩する中で、自分がどうして歴史に触れているのか考えてみた。
自分に質問していく。
Q. 歴史は好き?
A. どうだろう…
Q. 歴史は嫌い?
A. 嫌いじゃない。むしろ好き。
Q. どうして?
A. どうしてだろう…
こんな風に。
近藤聡乃の『A子さんの恋人』という漫画でお気に入りのセリフがある。
「なんで好きなのかはうまく言えないね、なんで嫌いなのかは言えるのにね」。
私の場合、なぜ嫌いではないのかもまだ言語化できていない。
けれど、「歴史は嫌いじゃない」と感じるから「歴史は好き」ということができる。
一年後、ウィーンを発つときには自分なりの答えが探せているのだろうか。