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恐怖のシュウマイ弁当の旅。
ひと月半ぶりの記事。このひと月はなかなか忙しくて、それはそれで充実していたのだけれど、なぜかシュウマイ弁当のお話しをする事になってしまった…。
他に書くネタは溢れんばかりにあるのにもかかわらず…でもこういう時ほど書けないもので、そんな僕のココロのスキマに割り込んで来たのがシュウマイ弁当でした…。
シュウマイといえば、西の551蓬莱、東の崎陽軒。でもシュウマイ弁当と言えば崎陽軒。
昨年くらいから出張で新幹線を使うことが多くなった。移動時間に仕事が出来るメリットは企画の仕事をする人間にとっては結構大きい。
まあ、それはどうでも良いハナシ。
新幹線で出張する時、僕には駅弁のルールがあって、東京駅から乗る時は「国技館の焼き鳥」を買い、品川駅から乗る場合は基本何も買わずに名古屋まで我慢して「味噌かつ弁当」を買い「ワイドビューひだ」の中で食べる。
そして、新横浜から乗る時は、崎陽軒のシュウマイ弁当を買う。
先日の出張帰り。新横浜駅の売店で弁当を買うために列に並ぶ。頭の中は当然ながらシュウマイ弁当にロックオン。僕の番まであと2人くらいになったあたりから「シュウマイ弁当とオールフリー」と頭の中でリフレインしながら、いよいよあと1人というところで、前に並ぶ女性が「シュウマイ弁当を2つ」と言う。
「はい、シュウマイ弁当売り切れです!」
…
売り切れだと頭で理解していてもリフレインが止まらない。
「ご注文は?」と聞かれてリフレインが溢れ出る。
「シュウマイ……ください」
なんとか踏みとどまる。でも12個入り購入決定。
それでもなんだかバツが悪くなって、シュウマイ弁当のサンプルのすぐ隣にあった「よくばり弁当」を注文。
どんだけ食いしん坊やねん。ま、この人このくらいは食べるよな…
的な視線を浴びながら、ノンアルコールビールを買わずしてそそくさと改札を通りホームにあがる。
ホームの弁当屋には入りたくなかったんだけど、ノンアルコールビールを買わなくちゃ…と入るも、カウンターには崎陽軒のシュウマイ弁当が10個ほど積んである…
まぁ、見なかった事にしよう…と「のぞみ」に乗り込むと、隣の座席の20代後半くらいのシゴトの出来そうな女性がプシュっとビールを開ける。
その横で僕が開けるのはノンアルコールビール…。はい、シゴトの出来ないオトコ決定。
更に追い討ちをかけるように、彼女がビニール袋から気だるそうに取り出す崎陽軒のシュウマイ弁当。
スマホの画面を見ながら、シュウマイ、ビール、シュウマイ、ゴハン…。
負けじと「よくばり弁当」をスマホ見ながら頬張るも、負け決定…。
ここで新横浜駅でのリフレイン効果で購入したシュウマイ12個入りを開けたら更にミジメだと、「コレは妻へのお土産ですから…」的にカバンの中に詰め込む。
おかげでカバンの中はシュウマイ臭充満であります。
というわけで、ハロウィンの月に新横浜から始まる約4時間の恐怖のシュウマイ弁当の旅。
無事到着し、本日朝昼晩と三食シュウマイビンゴでありました。
結論。崎陽軒のシュウマイが一番美味しく食べられるのは、シゴトを終えた東海道新幹線の中だけだ。
という事で、久しぶりの投稿でした。