【読書日記12】『今日、誰のために生きる?』/ひすいこたろう✖️SHOGEN
サブタイトルは「アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語」。SHOGEN(ショーゲン)さんというペンキアーティストが絵の修行中暮らしていたアフリカ・タンザニアの「ブンジュ」という村で体験したお話がベースとなっている。この村では村民がずっと幸せなんだそう。
作家のひすいこたろうさんが温泉で初めて会ったショーゲンさんから聞いたという数々の体験談なのだが、これをきいたひすいさんが、あまりの素晴らしさに感動して、もっと多くの人に伝えたい!ということで出版されたという。
確かに、1ページ1ページがずっと感慨深い。
https://www.amazon.co.jp/-/en/%E3%81%B2%E3%81%99%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%9F%E3%82%8D%E3%81%86/dp/4331523993/ref=sr_1_1?adgrpid=152839427494&dib=eyJ2IjoiMSJ9.1OJzkYy13hH48YiOWK-kAD7dR-_FyeYi9rdXDq6l5Z9yZCPZD6gcQhcr0CVUh8a-43kOQzmBbyxuTwNZ4AUXuPEKr7OeNnWfe8C4v3VYxaxglREgJ1oVcd-4MKLSKMqRRGOQsOoUzxPn4Wz7QFg0DU4pFBLft_-y5bwfUqNj3u6_S-e3pzDzxYAQaJw5eExHqayfqrjKx7SXPt4yXpx7mnr0QD-op2NaHf0gAj_oVjJBmy1zxgHCbt0ND42NYk30R5DaNxE6Rg-AuNDkD85YcnhFWDrKx3RLVaCRdgG3D4s.XSZidKW0NiWPczo8CbdlrX0GoqIZYxfMo4-jI3o73v4&dib_tag=se&hvadid=675611526468&hvdev=c&hvlocphy=1009045&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=1966524974082535081&hvtargid=kwd-2204634257970&hydadcr=23098_13622534&jp-ad-ap=0&keywords=%E4%BB%8A%E6%97%A5%E8%AA%B0%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B&qid=1709186073&sr=8-1
脱サラして(今ってこういう言い方しませんよね)、単身アフリカにわたったショーゲンさん。ひょんなことから住み始めたブンジュ村では、人々がシンプルに幸せな生活を送っている。最初、ショーゲンさんは、いつも何かに追われているようで心のゆとりがないと村の3歳の子どもにすら叱られる始末。そのうちに、幸せとは何か?どうしたら幸せに生きられるのかを自分なりに考え行動できるようになっていく。この村の人たちの発言は一つ一つ深くて、例えば、この村で小さい頃からお母さんに教えられていることが「自分が、自分の一番のファンでありなさい」ということだそうだ。日本でいうなら「お箸をちゃんと持ちなさい」くらい基本的な事項として幼い頃から叩き込まれるのだそう。理由は、「愛が注がれたものからしか、愛は与えられない」から。誰かのために何かしたければ、まずは自分を幸せにしないとできないということらしい。
その流れで、本書のタイトルが「今日、誰のために生きる?」
誰のためでもない、自分の人生。他者を大事にしたいと思えば思うほど、自分が基本なのだ。
ひすいさんの解説も愛がいっぱいで気持ちがすごく楽になる。