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ヴェルディカレッジ第7講 東京ヴェルディ パートナー営業部ディレクター 佐川 諒

今回は7/2(火)に開講された第7講の内容を振り返っていきます。

執筆
メディアプロモーショングループ:仮谷 真歩

第7講では、ヴェルディカレッジの発起人である佐川 諒氏が登壇しました。
『夢』の実現に向けたキャリア形成をテーマに、自身が歩んできたありのままの人生を熱弁する会に。

今回の講義の背景には、佐川氏が、私たちカレッジ生と話していく中で「昔の自分」と重なる部分があったため「何か学生たちのヒントになればいい」と思ったそうで、急遽佐川氏の講義が実施された。

佐川 諒氏

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2011年 NPO法人GIFT 設立 副代表理事
2013年 株式会社リクルートキャリア 入社 リクルーティングアドバイザー
2017年 東京ヴェルディ 入社 パートナー営業部 シニアマネージャー

1.佐川氏のこれまで

「僕の1社目はたった75日間で終わりました。」
今の彼からは想像もつかない衝撃的な言葉から講義はスタート。

リーマンショックの真っただ中で、新卒で入った会社が75日で給料未払いに。そんな、幸せレベルの最底辺を味わったことがどんな環境でも働けるメンタルを得ることに繋がったと振り返ります。

その後、2社目に就職。
本業(9時~18時)では社会人マナーを身に着け、営業を学ぶ。新規開拓100%のため初対面の会話が得意になる。
副業(平日18時~23時+土日)では新規事業の立案・遂行、マネジメントを経験していく中で人脈も拡大。
異なる仕事を同時に行っていたため短期間で2倍の成長につながった

このように、今でこそ浸透してきたパラレルキャリアを当時からしていたということですが、あまりに過密なスケジュールに学生一同驚きを隠せませんでした。

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副業は“スポーツで社会を変える”というコンセプトで女性のサッカー教室やランニング教室を行い、当時からスポーツへの熱い思いは変わらず、今に至っています。

2.目指すスポンサーシップの在り方

佐川氏はこれまで何度も「寄付型、お布施型のスポンサーシップの在り方を変えたい」と口にしてきたが、これからはビジネスパートナーとしてのスポンサーシップでなくてはならない、と熱弁。

そのためには、仮説立てヒアリング企画力折衝能力などのスキルに加え、下手に出すぎない、御用聞きにならないような交渉力が必要です。

3.大切にしてきたこと

「タイミングを待っているだけでは何も起こらない。」

佐川氏が常に大切にしてきたことは、以下の3つ。

① 圧倒的に行動する
② 常にチャレンジする精神
③ 人との出会い、感謝の気持ちを忘れないということ

やりたいこと、すべてに期限を決め、期限を常に意識しながら行動することで夢に近づきやすくなる。

実際に、彼はこの1年で「スポンサーをビジネスパートナーに」「スポーツの現場からアスリートのキャリア支援を行う」「優秀な学生や若い世代が集まる業界にするための土台を作る」という明確な目標を持っており、その熱い思いを語ってくれました。

そして、「みんなが目指したくなるロールモデルになりたいかな。」そう漏らしていましたが、すでにカレッジ生一同が目指したくなる社会人像、いや人間像であることは言うまでもないでしょう。

4.Jクラブで働く上で大切なこと・必要なスキル

① 自走できる武器
② セルフコントロールする力
③ 0から1を生み出す発想・行動力

教育の体制が整っていないJクラブの中ではいかに自発的に頑張れるか、そういった力が必要になってくる。
そしてヴェルディカレッジが目指したい育成像にも『0→1のビジネスを創れる』とありますが、ここでも登場しています。

「1→100にできる人材はたくさんいる。問題や課題を“発見できる”こと。また、それを解決できる“行動力を持つ”ことができたら強いのではないか。」という言葉からは、彼自身が現状抱えている課題意識も垣間見えました。

① Jクラブで働くことをゴールとしない
② 「すき」ではなく「ビジネス」として
③ 「アレンジする」という視点を持つ

特に「Jクラブで働くことをゴールとしない」では、入ってから何がしたいのかについて考えていない人が多く、離職率も高いとのこと。また、“ただ好きだからやる”ではなく、自分の1つ1つの仕事、行動に対して「ビジネスとしてどんな価値・効果があるのか」について考えられることが大切です。

5.まとめ

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個人的な思いになってしまいますが、
佐川氏がヴェルディカレッジ設立当初に仰っていた「失敗してもいいから一緒にビジネスを作っていきたい。」
学生に対してここまで熱い思いを持っている大人に初めて出会った私は、この言葉を今でも覚えています。
そして私たちは、この期待に応えられているのか1人1人が振り返り、限られた時間をどのように活動していくか見直す必要があるのではないか?と改めて考えさせられた講義でした。

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