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今を生きるSex Educationの試み①

今日お話するのは、境界線(boundary)について。

私たちの心と身体には、守られてしかるべき境界線(boundary)が存在している。
境界線が守られないと、何らかのトラブルが発生する。

この概念を子どもたちに伝え、理解してもらうためにはどうしたらいいだろうか?

自分と相手の違いを知り、お互いを尊重する大切さを知るためのSessionを実施した。

① Boundaryについての説明
Our bodies, minds and identities are special.
They belong only to us.
Boundaries are like invisible lines around
Us.
The size of boundaries are different for
each person.

ここまででいまいちわからない子もいるので、
例えば... と例を示す。
パーソナルスペースに入り、距離をつめていくことを演じてみる。
近すぎた場合、Please don’t break my bubble. Don’t come too close. と言いながら離れてもらう。

②可視化
理解したところで、自分のBoundaryを可視化してもらう。自画像と自分のBoundaryを絵に書いてもらった。

"Respecting Each Other's Boundaries"を実現するには、まずは自分がBoundaryを知り、守られたと認識できる経験が必要。

③他の人のBoundaryを知る。
Sharing Time. 自分の絵が、周りの人と全く同じにはならない・必ず人との違いがある、などの気づきを得る。

ここで、Sharing Timeのルールが重要。
「相手を傷つける言葉を言わないこと。」

相手を傷つける言葉って、どんな言葉?
そして、How can we show respect for our own and others?とQuestion、自分が言われて嬉しいと感じる言葉は?などと投げかける。

さらには、このワークでのやりとり中、自分のBoundaryが守られていないと感じたら、私に向けてSOSを出してもらう。But, If you’re shy now, you can tell me later.

不快感を感じたり、いやだ、やめて、と思った時に周りの大人に助けを求めるための行動を学んでもらう。


そして、それらを匿名化するなどアレンジし、伝えられる範囲で、後で全体で振り返る。

④いや, No! だと思ったら、私たちは断ることができる。
uncomfortableと思ったらNoと言っていいことを伝え、いくつか言葉を練習。
No permission, No touching.
心も身体も、そのどちらも。まずは相手のConsentを得ることが大切ということを説明。

⑤そして最後に、大切なメッセージ。
Be Yourself. We all have the right to feel "safe".

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