ついにLAMYのジェットストリーム搭載替芯M17が発売された...!
以前少し触れたLAMYの新しい替芯M17を買いました。
1. LAMYの魅力と変わらないデザイン
デザインがとにかく秀逸な文房具で知られるLAMY。このサファリのデザインは1980年に誕生しました。そして今は2025年。45年間変わらず、古臭さを感じさせないどころか、今見てもかっこいい。そのうえ握りやすいという驚異的な製品です。LAMYといえばサファリ。多くの文房具ファンを魅了する名作です。
2. ボールペンの芯問題と解決策
しかし、そんなLAMYにも弱点がありました。それはボールペンの芯です。お世辞にも書きやすいとは言えない芯のため、使用を諦めた人も多いのではないでしょうか。
ついにはサファリに対応した芯アダプターがサードパーティから開発される事態に。私も「UNIS PRODUCT」から発売されているLM-16を使っていました。
このアダプターは4C規格の芯を刺し、LAMYのM16替芯に互換させるものです。わざわざ1000円払って違うインクを使うなんて、文具に興味のない人からしたら狂気の沙汰です。しかし、このアダプターにも問題がありました。LAMY2000などの木軸高級ボールペンにはフィットしないという大問題です。
(ちなみにLAMY2000のデザインは1966年。恐るべきデザイン力です。)
3. M17リフィル登場と複雑な心境
その大問題がついに解決されました。三菱鉛筆がLAMYを子会社化し、M16リフィルにジェットストリームを搭載したM17が発売されました。発売日前に即予約し、私は5本購入しました。1本1100円もするとは、足元を見過ぎではないでしょうか?
ただ、ここで一つ複雑な心境も抱きました。ドイツ発祥で「機能美」と「デザイン力」の象徴であるLAMYが、三菱鉛筆の子会社になってしまったという事実です。日本企業の技術力が認められたのは誇らしいものの、長年「ドイツらしさ」を大切にしてきたブランドが日本の傘下に入るのはどこか寂しさも感じます。LAMYならではの個性が今後も守られることを願いたいものです。
4. 実際の使用感とおすすめの提案
早速、手持ちのLAMY2000、サファリ、ロゴに入れ替えました。サファリとロゴでは、言わずもがなジェットストリームの書き心地に満足です。
特にLAMY2000には感動しました。今まで存在しなかった滑らかな書き心地を実現し、改めてデザインの良さと軸のバランスに感心しました。これで「そこそこ高いけれどあまり使わない観賞用ボールペン」という地位を返上できます。
家に書きにくくて使っていないLAMYのボールペンが転がっている皆さん。1100円出す価値はあるので、ぜひ一度試してみませんか?また、これまで縁のなかった人もこれを機にジェットストリーム搭載LAMYを使ってみませんか?
ご閲覧ありがとうございました。