【236日目/1,095日間】人を巡る旅
離島生活をはじめて236日目。
11月に入り、南の離島でも半袖生活から長袖&上着をもう一枚!の服装になってきました。
1 旅のきっかけ
今回は島外からお客さん(I、Nさん)が来島。
「半日、島を案内してもらいたいなぁ。中身はお任せするので。」という『何でもいいよ!オーダー』
(何でもいいが、一番困るんだよねぇ。と感じるのは自分だけでないはず!?)
とりあえず観光地マップから行程を組んでみたものの、、
『これって離島生活をはじめたばかりの自分がしなくてもいいのでは!?』
⇒『この機会をきっかけに自分が会ってみたい人に話を聞いてみたい!』
⇒『場所ではなく、人を巡る旅にしてみよう!!』
⇒『ついでに、インプットしてきたファシリテーションをアウトプットする機会にもしてみよう!!!』
という感情&思考回路に。
(※ファシリテーションをインプットしてくれたのは(一社)鹿児島天文館総合研究所 Ten-Labさん)
2 人を巡るには!?
とはいえ、どうやってアポを取ろうかなぁ・・・と元来引っ込み思案な自分は一緒に仕事をしてる地元の方Sさんに相談してみると、次々とアポを取ってくれてあっさり意見交換会の場が2回の行程が決まりました。
Sさんのコミュニティのスピードと広さ、スゲー!
人を巡る旅が終わった後、『島外のお客さんと島内の方が自然と連絡を取り合う関係性になっている状態』
これをゴールの一つにしよう、と思ったきっかけにもなりました。
3 人を巡る旅ー意見交換会①ー
旅のスタートはランチ。
「島みかんクリームパスタ」
島みかんの甘酸っぱさと何より香りが広がり、思わず笑顔がこぼれてしまう!
お腹も気持ちも満たされて、まずはサンゴ礁科学研究所へ。
チェックインに風景画と抽象画を使ったブラインド・トーク。(トップ画)
ブラインド・トークを使ってみた目的の『可視化(見える化)』と『つながりやネットワークは見えないからこその工夫』について、考える時間を持ちつつ本題の人を巡る旅 「意見交換会①」がスタート!
目的を共有したあと、参加者が持ち寄った写真をベースに意見交換会をしようと思っていましたが、ナチュラルに会話が始まったので、その流れのまま時折、話を転換しつつあっという間に1時間半の意見交換会①が終了!
意見交換会①の中で印象に残っている話題を3つ挙げると、
1 研究論文を英語で書いても地域や研究職以外の方には伝わりにくい。伝えるためのツールとして演劇を使ってみると地域づくりに気が付く点があったんです!
2 補助金や助成金だけでは継続して活動を続けられないので…。
3 研究・教育分野を続けている中で、誰が必要となる費用・経費を払うことになるのか!?離島には飛行機の往復や宿泊費などもかかる中で、インターンとして参画してくれる学生のことを考えると…。
といった胸の内を紐解くように丁寧に話をしている姿が印象的でした。
4 人を巡る旅ー意見交換会②ー
場所を移して意見交換会②へ。
ここでは観光物産協会の方&事業者の方と島外のお客さんとの意見交換会になりました。
チェックインは、他己紹介。
意見交換会②はモチベーショングラフを使ってしようかなと思いつつ、同じくナチュラルに会話が始まったので、自分が発言したのは他己紹介と話題の広がりに関する問いのみで、あとはあっという間の1時間半。
観光物産協会の方は、協会の仕事のみならずSUPやシュノーケリングをガイドをしつつ、幅広い島内ネットワークを生かして踊るように活動してるように感じました。
事業者の方は、流通にのらない島ミカンをはじめ地域のものを使ったクラフトコーラを製造・販売しつつ、デザインやブランディングの仕事もされているようで、クラフトコーラ誕生の際にお世話になった方の話をしているときは目がキラキラしているのが印象的でした。
さらに島のマップを行政などの立場でなく、いち事業者として発行していることに、島への愛を感じる時間になりました。
5 旅を終えた感想
まだまだファシリテーションの実践が足りない自分は『お試しファシリテーター(仮)』としてやってみた感想を最後に。
① 委ねることの許容とグリップしたほうがいいことの境界線はどこにあるのか!?を考える機会になった。
→ ナチュラルな会話は能動的だと考えていたので、その場の流れに任せつつ、『この話題を深堀りして島内・島外の方の関わりにつながるのか!?』など考えた時に、このまま対話を続けたほうがいいのか!?、切り替えたほうがいいのか!?を考える機会になりました。
② 活動の背景と目指したい姿がある方は魅力的!
→ 教育系✖アート(演劇)に挑戦しているNPO法人や島内出身者ではなくても島内ネットワークを築いている観光物産協会の方、事業者という立場で島にファンを増やしたいと願いつつ活動をされる方。
活動をスタートした背景には「やりたいこと」、「できること」、「求められていること」が散りばめられていて、『こうなったらいいなぁ~!』という理想の未来も描いているところを魅力的だと感じる機会になりました。
最後に、今回の「人を旅する―意見交換会―」に御参加いただいた、NPO法人サンゴ礁科学研究所のYさん、Kさん。(意見交換会①)
観光物産協会のTさん、事業者のK・Nさん。アポをとってくれたSさん。(意見交換会②)
島外から参加してくれたI,Nさん。
自分にとっては離島生活が残り約1/4になりそうなタイミングで残りの離島生活の過ごし方を再考するきっかけになり、充実した時間を過ごすことができたました、感謝です!!!
今回の旅でお会いした方とは、お互いを尊重しつつ対等な関係性で協力しながらできることがありそうな気がしています。
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