
【38日目/1,095日間】モグモグタイムと双方型ワークショップについて
みなさんにとって、印象に残っている研修会や講座ってありますか?!
仕事柄、研修会や講座の主催者としての担当をさせてもらったことは何度かあったのですが、やってみて『新たな発見』があった研修会・講座の話を綴ってみようと思います。
結論から申し上げると、この日を境に『食は記憶を呼び起こす』ということを感じたんです。
この日を境に写真を撮りたくなった結果、現在も続けている、私がついつい切り取ってしまう写真についてはこちらです。
【22日目/1,095日間】奄美大島龍郷町で「ならでは」を感じたランチ
講座として『自治会の人』、『NPOの人』、『行政の人』、と主な対象者を示しつつ、『誰でも参加していいです!』
といったことが往々にしてあると認識していますし、そうした募集もかけていました、この日を迎えるまでは。
こうした『肩書』で対象を絞り込むのではなく、「参加者が活動してる内容や取り組んでみたいこと」そのものでアンテナに引っ掛かり自主的・主体的・能動的に参加したい方に集まってもらい、学びとともにつながりをつくる講座を開催しよう!
ここまでの方針は決まりつつ、どうすれば、そうした方々が参加したくなるのか!?というアンテナの立て方に試行錯誤をしていました。
そんな中、①『フィッシュボウル』という比較的、計画的に考えた手法のワークショップ形式と、②『モグモグタイム』というハプニングを期待した内容を盛り込んだ講座がトップ画の様子です。
簡潔に記載すると本講座で取り入れたフッィシュボウルは、空間の中心にイスを円を描くように配置。
その内側の円を囲むように、外側のイス(傾聴をされる方)を円弧にして並べて、内側の円、4人が対話をする人です。内側の円(この時は4人)で行なわれている対話を外側から眺めるという意味で、フィッシュボウル(金魚鉢)と呼ばれているようです。
最初の対話をする4人は決めていつつ、時間と話題が展開するにつれて傾聴をしていた参加者がスピーカーとして対話の席につくことで、話題の深堀を期待したところです。
ここまでは最初の4人の対話の方を決めておけば、参加者はアンテナの高い方々が参加してくれることを想定していたことから、ヒントや気づきを持って帰ってもらえる講座とすることも同時に推定していました。
他方、『この講座のヒントや気づき』を参加者のみなさまが思い出してくれるようなきっかけとなる仕掛けについては、もう一工夫必要では!?といった話題となり『モグモグタイム』を休憩中に設けることにしました。
対話の輪(4人)に入ることができる人は講座の時間上、どうしても限られてしまうことも予想されたため、『休憩中のお茶やお茶菓子を提供していただけると有難いです!その方にはお茶やお茶菓子の背景など一分間スピーチの時間を設けるので持参していただきたいです。』とお声かけしたところ、鹿児島県内の枕崎市、姶良市、、南さつま市、離島の屋久島の方々から提供をいただきました。(参加者のみなさま、ありがとうございました!)
その休憩中、休憩後に【加速度的】に参加者同士の対話が増え、促すことなく会話が途切れないような講座の姿となりました。
この瞬間、『計画的なロジカルな企画とともに、他方で余白を生かすハプニング的な食を絡めた緩やかな休憩時間』が効果的に働くのでは!?と初めて感じたところです。
冒頭の結論に戻りますが、『食は記憶を呼び起こす』
そこから、すぐに役に立つヒントや気づきを持って帰れる講座を目指しっつも、何年後に思い起こすと「参加して良かったよ!」という参加者の可能性に含みを持たせることで講座自体の深みが増すのでは!?
という可能性を感じたところです。
フィッシュボウルを提案してくださったY.Nさん。運営してくださった日本財団のT.Tさん。風の人として、新たな風を入れてくださってありがとうございました!
最初の対話を始めた4人が全て入れ替わり、参加者が対話の席に自主的・主体的につく講座となったのは、先述のお二人とともに参加者おひとりおひとりが能動的に講座へ参加いただけたからだと感じているところです。
私自身は、これからも『水の人』として、自主的・主体的に活動される方の傍に寄り添える取り組みをしていきたいと思う瞬間でもありました。
本記事も最後までお目通しくださりありがとうございました!
< 38日目/1,095日間 ✖ 100=3.47% >