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フードパントリーから見えてきたもの

CoLivingTamaree では、だいたい月1回のペースでフードパントリーというものを行ております。

フードパントリーとは
生活困窮者やひとり親家庭など、何らかの理由で十分な食事を取ることができない状況の人々に食品を無料で提供する支援活動のこと。パントリー(pantry)は食品を蓄える貯蔵庫を意味する英語である。
コトバンクより引用

色々な企業の方からご提供いただいた食材を ふくおか筑紫フードバンク さんで取りまとめして下さって、各子ども食堂を通じて配布しています。その一つがCoLivingTamaree でもあります。
タマリーが考えるフードパントリーは上記の引用文とはまたちょっと違います。特に生活困窮者の方たちへの支援というところに重きを置いてはいません。
「どなたでもどうぞ!」という形で行っています。
フードパントリーを通して、顔を合わせる。「元気してました?」「今日は天気がいいですね!」「来てくれてありがとうございます。」そのちょっとした会話、そこに重きを置いています。

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普段、CoLivingTamaree の1Fはコミュニティカフェとして場を開いていますが、なかなか地域の方は足を運んでくれません。来てくださる方ももちろんいますが。
ただ、「フードパントリーをしますよ!」って呼びかけをすると率先してお友達に声をかけ、連れて来てくれるのです。そうすると、ぞろぞろと普段足を運んでくださらない方々がやってきます。笑
無料で食材もらえるんだったらそりゃ誰だって来るでしょ!ってことじゃないんですよ。ちゃんと顔を合わす。「助かるー。ありがとう。」そのやり取りがそれが大事なんです。
なんだろな、これって、昔でいうご近所づきあいと同じような気がします。
みかん狩りに行ったからって近所の方に配ったり。ちょっと醤油貸して‼てきな、困ったときに頼りあえる関係性のベースとなるものだと思うのです。

ここにはすでにコミュニティがある。すでにあるコミュニティに、このタマリーがどう溶け込むか、お邪魔するかが大事なんだと思う。こちらベースではなく。

フードパントリーをきっかけに、いつも頂いてばっかりだからと、娘さんが手作りで作ったマスクチェーンを持って来てくださったり、次の日には野菜を沢山持って来てくださいました。応援してるからね。って。
こうやって、ゆっくりと地域に溶け込んでいくんだろう。
大事に大事に育てていこう。

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そして、フードパントリーを開催するにあたって、タマリーに遊びにきた子連れのママたちがお手伝いをしてくださいました。
「どこから来られてるんですか?」「お子さんおいくつですか?」など自然と会話をしながら作業をしてくださり、子どもたちもそんなママたちの近くで遊びながら過ごしていました。
「こんなことでよければいつでも言ってください。」って。こうやって、ママでも誰かのために何かできる場。そして、ママ同士が対話出来たり、子どもも交流が持てる機会をもっともっと増やしていきたいなと思っております。お手伝い助かりました。ありがとうございます♡



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安部育実/CoLiving Tamaree
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