おやこっこ食堂またやるよ。
おやこっこ食堂は、春日市のお寺からはじまった
小さな子ども食堂です。
これまでの活動はこちらを参考に
お寺での活動は一区切りしましたが
やっぱりもっと、気軽にできる範囲で
「おやこっこ食堂」をやってみようと
8月に2回、カレーの配布を行ってみました。
本当はみんなで食べることが出来ると一番いいのですが
タマリーの運営をやりながら、その日程を確保するのは
なかなか難しいため配布という形をとっています。
それでも、小さいお子さんがいる方や
働いている方は、ごはんをつくるのも
いっぱいいっぱい。
ついお子さんにイライラしちゃったり
優しくできなかったり…
1食ごはんがあるというだけでも
意味があると思っています。
先日、子ども食堂の情報を見てと春日市の方から突然の電話。
何かとおもいきや
夫婦2人で食べきれないお米があるから
子ども食堂で使ってもらえないか。というありがたいお話でした。
早速、お米を引き取りに行くと
「いままで、子ども食堂が近くであってるって知らなくてね。
子どもの貧困とか今でもあるんだね~。」って言われました。
日本では7人に1人がこどもの貧困だと言われています。
食べ物に困っている人、明らかにボロボロの服を着ている人、
路上で暮らすストリートチルドレンのような子はあまり見かけませんが
この7人に1人とは、相対的貧困が含まれるそうです。
「見えない貧困」「見えにくい貧困」
「絶対的貧困」これは、明らかに助けが必要な状態(赤信号)
「相対的貧困」とは赤信号の一歩手前の状態(黄色信号)
食べれないまではいかないが、例えば修学旅行に行けなかったり
親戚の結婚式に参加できなかったり、行きたい学校に行けないかったり
「なんで、僕だけ・・・」「どうせ・・・」
この既にあきらめてしまった子どもたちが
貧困の連鎖となっているそうです。
もちろんそこで、奮起して成功する人たちもいるでしょうが
みんながそう出来るのではないというのが現状のようです。
また、子どもの貧困は、産前からもはじまっているようにも思います。
出産準備ができなかったり、
産後は育児の息抜きに子連れイベントに参加したいけど参加できなかったり
自分のために使えるほどのお金はなく、家に引きこもる。
結果、孤立して子育てをする環境に陥る。
ほぼ子どもと向き合うだけの生活に
ストレスがたまり虐待へつながったり…
仕事と家庭の板挟みでストレスを溜め、
子どもとゆっくり向き合う時間を
十分に取ることが出来なかったり…
だからこそ、子ども食堂という場を通して、貧困家庭に関わらず、地域の繋がり、人との繋がりを持ちみんなで子育てを見守りる環境を作っているんだというお話をしました。心の貧困とも言いますしね。
そうすると、その方はじゃーまた何か協力できることがあれば
連絡させて!と嬉しそうに言ってくださいました。
子ども食堂をやっていると
たまに、この活動やる意味あるのだろうか…と思うことがあります。
でも、こうやって活動を続けていることで
社会課題に関心のなかった方が、そのことを知ってくださったり
食材の寄付など自分に出来る行動を起こしてくれる。
そのアクションが意味のあることに繋がるんだと思いました。
今、私はファンドレイジングの勉強をしています。
ファンドレイジングとは、単なる資金調達ではなく、
解決したい社会課題や理想的な社会の姿をめざす活動に共感してもらい、
その解決への参加を促進して社会をよりよくしていくための手段のひとつです。
この出来事で、その意味がすっと腑におち
今、学んでいることが必ず今後に繋がっていく!!と
ワクワクした気持ちになったのでした。
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