猛暑の折、派手ピアスのすすめ
今年のわたしは慎重に洋服を購入するよう心がけているけれど、アクセサリー類はときどき買っている。とくに耳もとを飾るのが好きで、ピアスはバリエーション豊富に揃えているほうだと思う。
ジュエリーと呼ばれることが多いと思われる、金やプラチナにダイヤモンドなどの貴石をあしらったものは、自分にとっての鉄板アイテムがある。ステディな存在、といった感じの。ピアスも地金のみ、もしくは一粒ダイヤや誕生石をあしらったシンプルなタイプを愛用している。
だから、このところ新しく買うのはちょっと遊び心のあるピアスだ。天然石や人工パール、スワロフスキーを使ったものが多い。つけるだけで大きく印象を変えられる、デコラティブなものだ。
パールとクリアストーンをあしらったピアスは、白っぽい色合いでどんな洋服にもマッチする。がさつなわたしでさえ上品に見せてくれる(気がする)ところが頼もしい。
グリーン系も案外肌なじみがいいと気づいたので、よくチャレンジしている。表情のあるストーンに一目惚れした。ぶらぶらと揺れる大ぶりなパーツが顔まわりを華やかに見せてくれるのに、色味はシックという、賢いピアスである。
天然石を使ったピアス。紫のストーンを中心に、花火のようにアマゾナイトが配置されている。つけるとえらのあたりにぷらんと下がる様子がかわいい。ロングワンピースに合わせるのが好きだ。
飾り気の少ない装いにこの手のピアスをつけると、とても映える。「顔まわりが寂しいかな?」と思ったら、派手ピアスの出番だ。華奢なネックレスと組み合わせて、おしゃれにおける足し引きの妙を探ってみるのも楽しい。
また、「あら、あえて耳もとを目立たせているのね」というふうに見えたらいいなあ、と目論んでもいる。
暑い暑い最近、おしゃれをする気力がなくてただTシャツとデニムを合わせるだけのこともある。そんな日はピアスやイヤリングで華やぎをプラスできるといい。ときにはおしゃれだって省力化したい。
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