1分で終わった F-1 ビザ 面接：F-1 visa 申請方法解説
はじめに
今回は、アメリカ留学に必須である F-1 visa の申請方法、必要書類と面接内容を紹介したいと思います。
F-1 visaとは
F-1 visa (student visa) は学生ビザのことで、アメリカ国内の大学や高等学校、語学学校、英語プログラムなどで、フルタイムで教育を受ける場合は、必要となります。
職業訓練生用の M-1 visa (nonacademic or vocational visa)とは異なります。
I-20
I-20 とは在学証明書とのことで、学校から直接発行されるものです。F-1 Visaを申請するためには、I−20をまずもらう必要があります。
I-20を申請するために私は学校に
1. パスポートのIDページ
2. 財政証明書
を提出しました。
英文残高証明書
英文の残高証明書は住信SBIネット銀行で簡単に無料で発行することができます。
学校によって異なりますが、１年〜２年ほどの学費・生活費を支払うことのできる貯金額が望ましいと考えます。（不法に働く移民を入れないため）
大学から奨学金を頂いている場合は、Financial Aid Packageも提出すれば良いと思います。
その後、学校から I-20 と SEVIS ID が発行されました。
＊I-20とは在学証明書
＊SEVIS IDとは、入学許可書I-20の１ぺージ目の右上に記載あるNで始まる番号
I-20 を印刷し、内容が正しいかを確認し、サインをします。
I-901 SEVIS Fee支払い
SEVIS とは、”Student and Exchange Visitor Information System”の略。2001年の同時多発テロ後、学生ビザで入国する留学生などの管理を強化するために、米国国土安全保障省が作ったオンラインシステムです。システムを管理する費用はビザ申請者が負担し、その費用がビザ面接に先立って支払う SEVIS 費用です。
その後、I-901 SEVIS Fee の支払いを行います。
費用：$350 USD
以下のサイトの I-901 Fee Payment ボタンをクリック
SEVIS ID と SEVIS School Code を入力し支払いを完了する。
SEVIS Feeの支払いが終わると、支払い完了メールと取引番号を受け取ります。
DS-160
DS-160とはビザ発給審査オンラインシステムのことで、F-1 Visa の申請のために入力する必要があります。
個人情報・家族情報・過去の渡航歴などが聞かれます。
現在の職歴を聞かれる欄があるのですが、高校を卒業しギャップターム中だったので、（9月入学）以下の文言を入力しました。
I graduated from 00 High School this March, and will be enrolling at 00 University/College this August/September. Therefore, I do not fall into any of the categories listed above.
I will share my high school information as a reference.
00 High School
School Address: 0000, 0000, 0000-shi, 0000-ken, Japan, 郵便番号
Phone Number: 810000000000
(国番号81の後に、電話番号の頭が080の場合、80から090の場合、90から書く）
Start Date: 00 APR 20XX
End Date: 00 MAR 20XX
支払いは Ayobas株式会社の画面に飛ばされます。
費用：185& USD
面接予約
以下のサイトで面接予約を行います。
パスポート番号
ビザ申請料金の受付番号
DS-160確認ページの10桁のバーコード
を入力し、面接予約を行います。
９月に近づくと面接が混んでしまうので、できるだけ早く面接予約を行いましょう！筆者は５月に面接を行いましたが、１時間ほどで全てのプロセスが終わりました。
面接（持ち物）
I-20
印刷したDS-160確認ページ
印刷したI-901 SEVIS費支払い証明（レシート）
現在有効なパスポート
過去10年間に発行された古いパスポート
証明写真1枚(5cm×5cm, 6ヵ月以内に撮影した背景白のカラー写真)
英文の残高証明書（学校お申し込みの際に使用したもの。ご自身名義でない場合はスポンサーレターが必要です）
印刷した面接予約確認ページ
全ての書類を透明のクリアファイルに入れておくと便利です。
一時的にクリアファイルを含めて書類は回収されますが、クリアファイルは後ほどVisa受け取り時に帰ってきます。
持ち込み可能なもの：
ビザ申請関連書類が入った透明なA4クリアフォルダー
携帯電話1台(セキュリティーゲートで預ける必要あり)
手持ち可能なバック1点(25cm×25cm以下)
傘 (荷物検査前にセキュリティーゲートの外の傘立てに置く)
領事館へ持ち込み不可能な物：
電子機器類（ノートパソコン、iPad、USBメモリ、スマートウォッチ、カメラ、ポータブル音楽プレイヤーなど）
持ち込みサイズを超えるバック全般(リュックサック、バックパック、ブリーフケース、皮製布製バックなど)
食品全般
葉巻、煙草、ライター、マッチ
はさみやナイフ、爪やすりなどの先の尖った物
大きい荷物がある人は駅のロッカーに預けましょう。大使館にはロッカーなどはありません。
面接内容
面接手順を以下の動画で確認しましょう！
面接では以下の点に注意してください：
・なぜアメリカで学びたいのか、意義を明確に説明できるようにする
・日本への帰国意向を伝え、一時的なアメリカへの滞在の意図を持っていることを伝える ・アメリカでの生活費や学費を十分に賄えることを伝える
・質問に関する回答は簡潔にまとめる
・質問に関しては正直な回答をする
面接の最初に、試験官（アメリカ人から）
"Do you speak English?"と聞かれたので、
"Yes, I do"と答えたら英語で面接が始まりました。
I-20を見て、"Congratulations on full-ride scholarship!"と言われました笑
その後、"Why you choose this university?"と聞かれたので、理由を答えたところ、"You are approved!"と言われ、面接が終わり、書類が承認されました。
周りの志願者を見てみると日本語で面接に答えている方もいましたが、時間が掛かっている印象でした。なので、英語で面接ができそうなら英語でした方が、早く終わりそうです。
英語を話せる雰囲気をあいさつから作りましょう。
大学留学の場合、基本的に面接に落ちることはないと思うので、落ち着いて会話を楽しみましょう。区役所/市役所の窓口での受け答えのようなものです。
Visa 受け取り
筆者の場合は１週間ほどで、Ayobasからパスポート（ビザ）を受け取りましたとのメールが来るので、実際に受け取る手順に入ります。
受け取り方法は、
1. 郵送による受け取り（プレミアム配達）
2. 直接受け取り（CGI Federal文書配達センターでの受け取り）
があります。
では3,000円ほどかかります。
https://www.ustraveldocs.com/jp/en/collection-locations/
メールに記載されているリンクから受け取り方法・時間（自分で取りに行く場合）を選びます。
メールに記されているID
CGI Federal #（面接予約票／郵送・更新申請確認書に記されているUID）
パスポート番号
を入力。
筆者は自分で受け取りに行く方を選択したので、受領日・時間を選択しました。
この受け取り時刻・日時は変更ができません！変更すると強制的に郵送オプションにされます。
受け取り場所は、新宿左門町の雑居ビルの一室になります。受け取り場所 詳細住所は後日メールでお知らせがきます。
受け取り時間にドアベルを鳴らすと、名前・予約時間を聞かれるので答えると、係りのものが出てきて身分証明書（マイナンバーカードなど）を要求します。確認が終わるとVisaの入った封筒を受け取ることができます。
よって部屋に入ることさえありません。
さあアメリカへ
アメリカに入国する際は、
・６ヶ月以上有効期間が残っているパスポート
・F-1 visa
・I-20 Form
・SEVIS I-901 fee receipt (初入国時のみ)
・大学からの合格証
・残高証明書・奨学金証明書
をいつでも見せられるように、手荷物で持ち込みましょう。
預ける荷物の中にもコピーを入れておいても良いでしょう。
I-94とは
I-94とは、外国人のアメリカへの出入国記録情報が載っているオンラインのフォームです。空路・海路でアメリカへ入国する場合は移民審査官に提出する必要はありません。（陸路の場合必要）
出入国以外でI-94の提出を求められるのは、
・アメリカの免許証取得書類として提出する
・移民局（USCIS）に書類を提出する
・ソーシャルセキュリティー番号 (SSN)を取得するとき
・学校へ提出するとき（長期留学の場合などに）
空港でパスポートに入国スタンプを押された場合は、I-94の記録が電子的に記録され、紙の書類は渡されません。
I-94は、基本的には正確な情報で処理されますが、時折移民審査官が誤った情報で発行することがあります。この情報入力の誤りが後に、入国者にとって大きな問題の種となってしまいます。
筆者の場合、学校から提出を求められました。また、学校のキャンパス内で仕事をする場合には、ソーシャルセキュリティー番号 (SSN)の取得が必要になり、その際にこのI-94が使われます。
ソーシャルセキュリティー番号 (SSN)の取得には、出入国情報などが正しい必要があるので、アメリカに到着後、荷物受け取りの際 (baggage claim) にオンラインでログインして情報が正しいか確認しましょう。
参考サイト
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？