SAT 点数よりも大事なのはパーセントタイル|心理学の授業を取ってみえたSATの本質
コロナ禍によって、多くのアメリカの大学はSAT(共通テスト)の点数の出願を任意 (Test Optional) にする措置をとりました。今年もTest Optionalの大学がまだある中、SATの点数を大学に出願するかしないか悩んでいる人も多いと思います。
自分は出願時にはSATの点数に重きを置いて考えていました。しかし、大学での心理学の授業でのIQの話題を通して、SATの点数の本質を理解できた気がしたので共有します。
IQのはなし
先日、アメリカの大学の Psychology (心理学)の授業で Intelligence Quotient (IQ) を扱いました。簡単にIQについて紹介します。
IQは日常のいろいろな場面で触れられる話題ですが、実は我々のIQの考え方は間違っているようです。IQはそもそも簡単にスマホゲームなどで測れるものではなく、資格を持った測定員と1対1で3時間ほどかけて測るのがIQテストなのです。
そしてIQは、IQが110の人が108の人より賢いということを示すのではなく、どのパーセンタイル・レンジに属しているかによって intelligence(知能・知性)が測られるという仕組みです。
IQとSAT
IQの説明をしたところで、なぜIQがアメリカ大学受験とSATに関係してくるのか?
なぜアメリカの大学は共通テスト(standardized test)であるSATを大学受験者に課しているのか?
それは共通テストが、IQテストと同じように受験者を綺麗に振り分けることができ、どこのパーセンタイルに属しているのか判別することができるからです。
IQと学業成績には関係があることが示されているので、同様に大学は共通テストを通して、受験者の大学での学業のポテンシャルを見ることができるのです。
なので、MITやDartmouthなどのアイビーリーグはSATの点数提出を必須に戻している傾向があります。
自分のSATの点数が属するパーセンタイルを知るには?
では自分のSATの点数がどのパーセンタイルに属すのかを知りたくなりますよね。
実は大学ごとに受験者のSATの点数のパーセンタイルを見ることのできるサイトがあります。
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