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現時点での生成AIサービスの使い分け:ChatGPTからVrewまで

最近、生成AIのサービスがたくさん出てきて、「結局どうやって使えばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は私も同じ悩みを抱えていました。最初はChatGPTを極めれば十分だと思っていたのですが、次々と登場する新しいサービスのクオリティの高さに驚き、「これはちゃんと調べて使ってみないと!」と思うようになったんです。

そこで今回は、私が実際に使ってみて分かった各生成AIサービスの特徴と使い分けについてお話ししたいと思います。ただし、これはあくまで「現時点」での使い分けであり、AIの急速な進化を考えると、近い将来には大きく変わる可能性が高いことをご了承ください。それでも、きっと皆さんの悩みを解決するヒントになれば幸いです。

ChatGPT:チームでの利用とGPTs活用

まずは、多くの人がよく知っているChatGPTから。私はTeamプランを利用していて、主にチームでの使用を想定しています。

ChatGPTの特徴は、何といってもその汎用性です。他の生成AIでうまくいかなかったときの「とりあえず使う系」ツールとして重宝しています。ただ、最近は他のサービスの台頭により、使用頻度が激減しているのも事実です。

具体的な使い方としては:

  • GPTsの作成とチームでの活用

    • 英文メールの返信文作成:海外とのやり取りが多いチームメンバーのために、適切なトーンと内容の返信文を素早く生成

    • 英文記事の要約:長文の英語記事を簡潔に要約し、チーム内で情報共有を効率化

  • チーム内でのアイデア出し

  • 簡単な文章作成や校正

  • プログラミングの質問や簡単なコード生成

GPTsを活用することで、チーム全体の生産性が大幅に向上しました。例えば、英文メール返信用のGPTsを作成したことで、非ネイティブのチームメンバーでも自信を持って海外とコミュニケーションを取れるようになりました。また、英文記事要約のGPTsは、グローバルな動向を素早くキャッチアップするのに役立っています。

ChatGPTは本当に多機能で、チームで共有できるのが大きな利点です。ただ、他のより特化したサービスが出てきたことで、「何でも屋」的な立ち位置になってきた感じがします。

Claude:事業計画やブログ記事作成の強い味方

次に紹介するのは、今私が最も頻繁に使用しているClaudeです。主な用途は事業計画やブログ記事作成時の壁打ちとテキスト化です。

Claudeの特徴は:

  • より自然な会話調で対話できる

  • 長文の生成や理解に優れている

  • 文脈を踏まえた的確な回答

例えば、ブログ記事を書く際には、まずClaudeに大まかな構想を伝えます。「〇〇について、こんな内容の記事を書きたいんだけど」といった感じです。すると、Claudeが記事の構成案や、盛り込むべきポイントをいくつか提案してくれるんです。これを見ながら、「ここはもう少し詳しく」とか「この部分は不要かな」といった具合に対話しながら、記事の骨格を作っていきます。

事業計画を練る際も同様で、Claudeとのやり取りを通じて、アイデアを整理したり、新しい視点を得たりすることができます。高度な分析や洞察を提供してくれるので、本当に心強い味方です。

Perplexity:調査のエキスパート

調査や情報収集が必要な時に、私がよく使うのがPerplexityです。

Perplexityの主な特徴:

  • 最新の情報まで含めた包括的な調査が可能

  • 情報源を明確に示してくれる

  • 多角的な視点からの情報提供

例えば、新しいマーケットに参入する際の市場調査や、最新のテクノロジートレンドについて知りたいときなどに重宝します。「〇〇業界の最新動向について教えて」と聞くと、複数の信頼できる情報源から情報を集めて、要約して提示してくれるんです。

特に良いのは、情報源が明確なので、必要に応じて元の記事にあたることができる点です。また、「この点についてもう少し詳しく」といった追加の質問にも柔軟に対応してくれるので、調査の深掘りがしやすいんです。

Poe:画像生成AIの実験場

画像生成AIを試してみたいときに、私がよく利用するのがPoeです。特に最近は、FLUXという新しいモデルで遊ぶのが楽しい。

Poeの魅力は:

  • 複数のAIモデルを一つのプラットフォームで試せる

  • ユーザーフレンドリーなインターフェース

  • botの収益化の可能性

例えば、「青い空を背景に、満開の桜の木がある風景」といったプロンプトを入力すると、異なるAIモデルがそれぞれどんな画像を生成するか比較できるんです。これが結構面白くて、AIの特性や癖を理解するのに役立ちます。

また、Poeには botの収益化という夢がある点も魅力的です。将来的に、自分で作成したAIボットで収入を得られる可能性があるんです。これは、AIと共存する未来の一つの形かもしれませんね。

RunwayML:動画制作の新たな可能性

静止画から動画を作り出せるRunwayMLは、私にとって新しい創造の扉を開いてくれました。特にGEN3になってからは、その品質の高さに驚かされています。

RunwayMLの主な用途:

  • Poeで作成した画像の動画化

  • ビジュアルエフェクトの実験

例えば、Poeで生成した「満開の桜」の画像を、RunwayMLに読み込ませると、風に揺れる桜の花びらや、その下を歩く人々の姿まで自動で生成してくれるんです。これには本当に驚きました。

ただ、生成された動画をそのまま使うのではなく、アイデアのきっかけや、実写映像と組み合わせての利用など、クリエイティブな使い方を考えることが重要だと感じています。

Vrew:ショート動画制作の可能性を探る

最後に紹介するのは、比較的新しく試し始めたVrewです。現在は主にテキストから動画を自動生成する機能を試している段階です。

Vrewの特徴:

  • テキストから動画を自動生成

具体的には、テキスト入力から自動的に関連する画像や動画クリップを選択し、ナレーション付きの動画を生成する機能を試しています。この機能は、例えばニュース記事や製品説明を素早く視覚化する際に非常に役立つ可能性があります。

ただ、現時点では実験的な利用に留まっており、YouTube ShortsやInstagram Reels用の動画作成にどこまで活用できるかは、まだ調査中の段階です。AIが生成した動画の質や、カスタマイズの柔軟性などを詳しく検証しているところです。

Vrewの可能性は大きいと感じていますが、実際の業務での活用方法については、もう少し時間をかけて探っていく必要がありそうです。

まとめ:AIサービスを使いこなすコツ

さまざまな生成AIサービスを使ってみて、私なりに分かったことがあります。それは、「一つのサービスに固執せず、目的に応じて使い分ける」ということの重要性です。

AIは日々進化しています。今回紹介したサービスも、明日には新しい機能が追加されているかもしれません。実際、この記事で紹介した使い分け方も、数ヶ月後には大きく変わっている可能性が高いんです。

だからこそ、以下のポイントを心がけるようにしています:

  1. 目的に応じて適切なAIサービスを選ぶ

  2. 新しいサービスや機能に常にアンテナを張る

  3. 試行錯誤して、自分なりの使い方を見つける

  4. 定期的に自分のAI活用法を見直し、アップデートする

AIの進化はかなり早いので、キャッチアップ自体大変です・・・

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