【雑記】東野篤子に見る出羽守系フェミの病理
https://note.com/colabo_s/n/nf321ff7ac250
前回のノートの続きになるが、今回も東野女史を論じていきたい。この人には何かがある。私はそう直感した。
さっきの話の関連で言いますと、ウクライナのオンラインワークショップにちょこちょこと呼んでもらうのですが、私が関わっている団体に限って言えば、どの会合でもスピーカーの男女比はたいがい半々だったりするので、ひそかに感銘を受けていました…
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) August 12, 2022
やはりこのツイートは「おかしい」と感じたからだ。ウクライナでは18-60歳の全ての男性の出国が停止されており、女子供がポーランドなどに逃げるのを尻目に、国を守るためにウクライナ人男性が戦って大勢が戦死している真っ最中だ。
国を守るために戦うとはそういうものである、と言ってしまえばそれまでであるが、そのようなウクライナの現実を目の当たりにしながら「男女の数が同数である」ことに感銘を受けるた旨ツイートするのは、控えめに言って頭おかしいフェミニストとしか思えない。
保守サーの姫の影響力
https://twitter.com/himasoraakane/status/1632758658282168322
見に行ったらまだ踊ってた
— 暇空茜 (@himasoraakane) March 6, 2023
ブロックは自由ですが、ブロック自分からした後オタサーの姫ムーブはダサい、と申し上げております
俺はブロックしたら大抵3秒後にはその相手のことが記憶から消えております
俺は少なくとも自分からブロックしてから粘着したことはない、相手が言及続けた場合は別 pic.twitter.com/IbOLnkFUzc
暇空茜さんが言うように東野女史はオタサーの姫の様相を呈している。それは別にどうでもよいし興味もない。
彼はこのようなタイプの女と恋愛したことで手痛い失恋をした経験があるそうなので、私怨が原動力かもしれない。まあそれは(あまり共感できないし)置いておこう。50代の旦那と子持ちのおばさんに寄ってくる男たちの気持ちについて考察なんかしたくもないし。
重要な点はそこではない。
https://twitter.com/himasoraakane/status/1632757891886383104
あ、あの東野先生に喧嘩を売るとは…ミリオタの怖さ知らないのか、、、ゴクリ
— 暇空茜 (@himasoraakane) March 6, 2023
そもそも東野先生とやらの名前を人生で今までは見たことなかったし、メスの青識呼びで自分からブロックしてからもヒステリックに踊り続けてることで笑うことはあっても怖いと思うことはないわ
東野女史をメス青識と呼ぶこと自体には概ね異論はないが、彼女は本物の青識と違って現実世界にそれなり以上の影響力を行使できる立場にある。暇空さんがレスバする上では全く関係ないパラメータであるが。
健在だった頃の安倍晋三氏のインタビューをポンと掲載できるように、月刊正論は自民党の保守派への影響力が非常に強い雑誌だ。
ここに東野女史の名があることは、WBPC問題を追いかけている私としては決して看過できない問題を孕んでいる。フェミニストが自民党の国会議員に思想的に影響を与えていることを意味するからだ。
良い警官、悪い警官
では実際に東野女史のツイートをさらに深掘りしてみよう。
突然ですが、日本ではおそらくあまり知られていないBrussels Binder(BB)をご紹介します。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 5, 2021
こちら、あらゆるジャンルで活躍する女性のデータベース。専門分野や職種で検索できるようになっています。
会議やパネルが男性だけで構成される「マネル」を防ぐため生まれたそう。https://t.co/uz88Nz2i4N
BBの目的は非常に直裁で、
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 5, 2021
「会議に出席できそうな女性を探したが誰もいなかった。だから仕方なく男性だけの会議になってしまった」という「言い訳」を封じるためのもの、だそうです。
BBに多数の女性専門家が登録することで、様々な会議やパネルの出席候補女性をすぐに捜し当てることが可能、と。
日本では森氏の発言をきっかけに、会議その他への女性の参加をめぐる議論が連日白熱傾向にありますが、これを一過性の議論にしてはならないと思います。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 5, 2021
日本におけるマネル問題は今に始まったことではありませんし、その他の性差別問題とも相まって、日本の国際的な評判を落としています。
そうした場合、かつては日本と同じようにマネル解消策に向けて試行錯誤した(そして今でも試行錯誤を続けている)欧州の具体例を参照することは、決して無駄ではないと思います。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 5, 2021
もちろん個人情報の問題など、クリアすべき点はあるとは思いますが、
こうしたデータベースなどの構築などを通じて「会議に女性が含まれることは議論の余地なく当然のこと」という規範が少しずつでも強化されればと思います。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 5, 2021
とはいえBBで検索していると「こんな専門家がいるんだ!」等、様々な発見があって理屈抜きに楽しいので、皆様もぜひ試していただければ!
それ、あなたの感想ですよね。何か根拠あるんですか?
東野女史のツイートにはこのように「欧州ではこうしてるから女性を優遇しろ!!」という考えが透けて見えるのだ。
ただでさえ厳しく規制されていた人工中絶が、このたびの憲法裁の判決でほぼ不可能に近づいたとされるポーランドでは、女性たちによる大規模な抗議活動が行われているのですが、
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) October 25, 2020
同問題についてのテレビ討論のゲストは年配男性6人、女性ゼロ。
女性たちの絶望感に拍車がかかる光景。 https://t.co/k5XrYXu11A
ハンガリーで憲法改正案が議会を通過。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) December 16, 2020
「父親とは男性であり、母親とは女性である」との文言を追加。すなわち「同性の両親」という状況は、同国では憲法違反に。
また同国の家族相(女性)は「男女が常に同じ給料である必要はない」と発言。
多様性・男女平等どこ吹く風。
https://t.co/Mxjn2v5k1u
しかしこのような欧州各国の動きに対しては強く反発している様子が見える。
赤ちゃんの命の尊さを軽んじ、女性のお気持ちが優先されなければならない「正義」の信念をお持ちであるようだ。
その問題認識は共有しているつもりです。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 12, 2021
しかし差別解消のための議論の過程で、年上の女性から若手の女性への当たりが厳しくなってしまったのは、本当に哀しいパラドクスでした。
難問ですが、この難問に向かい続けるためにこそ「批判する側の権力性」の自覚が(誰しもに)必要と痛感した次第です。
??????
このように、パスポートの記載事項を用いて新旧の名字による身分証明が可能であるはずにもかかわらず、「(名前を変えた女性の側が)旧姓での送金を指定すれば済む話」と片付けてしまうことは、多くの方が苦労して実現したパスポートの新旧併記をはじめ、多くの進歩を有名無実化しかねません。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) May 18, 2021
なにやら夫婦別姓推進のようだ。
あとはこういうのとか。本当に毎日いやというほど湧いてきます。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) March 14, 2022
結局日本って、おばちゃん(岡田先生ほんとごめんなさい)がメディア露出することを本当に嫌うんですよね。コロナもウクライナも、男性の専門家はいくらでもいるのに、女性だけが揶揄される。 https://t.co/Lhg1fCFnsK
凄まじい被害者意識をお持ちのようだ。
真面目な議論をすれば「またシワが」、何か食べれば「また太るよ」等を親しみの言葉と勘違いして見知らぬ女性にかけてしまうおじさんたちは、早く『ざんねんな生き物図鑑 絶滅編』に掲載されて頂きたいぞと思います。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) August 2, 2022
これを投稿したのが仁藤夢乃といわれても違和感はない。
12月3日開催の国際女性会議WAW!(WAW!2022)に登壇することになりました。私は分科会「女性の平和・安全保障への参画」で、ロシア・ウクライナ戦争における女性についてお話しします。立教大学の長 有紀枝先生や、医師のデニ・ムクウェゲ先生(オンライン)等とご一緒します。https://t.co/NpjVkbsjNo
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) November 22, 2022
「女性と戦争・安全保障」に特化して研究してきたわけではないため、登壇に躊躇はありましたが、この戦争を通じて考え続けてきたことを精一杯お話ししたいと思います。一般の方のオンライン視聴も出来るようですので、また分かり次第お知らせしたいと思います。
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) November 22, 2022
これは何かと思って調べたら外務省のホームページが引っ掛かった。
岸田文雄とかヒラリー・クリントンが関わってるんですか…
確かに東野女史は温泉むすめを燃やしたりするキチフェミに比べれば言動は大人しい。だが、WBPC問題の根底にあるのが男女共同参画であることを考えれば、彼女のような輩は紛れもなくその片棒を担いでいるのだ。
そのロジックは主に「欧米ではこうなっている!」というものである。所謂出羽守フェミというやつだ。「なぜ」それが良いのかという議論をすっぽかして道徳的正しさを押し付けてくる。主体思想を日本に持ち込もうとしている左翼とさほど違いはない。
しかし、保守はこの問題を認識していない。これではいい警官悪い警官のメソッドである。
フェミニストと徴兵制?
これは邪推だが、東野女史が徴兵制の話をするのは左翼によくある日本の軍備の増強を阻害しようとする意図ではなく、フェミニスト的な「オスジ○ップ○ね!!」な発想から出てきたのではないだろうか。
イスラエルのように女性でも徴兵される国を除き、徴兵制は強烈な男性差別政策であるからだ。
強制的に青春時代の短くない期間を軍隊生活で塗り潰され、地元で付き合っていた彼女は会えない間に他の男と子供を作っている。同年代の女性は大学生活を謳歌するなか、辛く惨めな軍事教練の対価に与えられる給料は極めて少ない…韓国の男性に尋ねるとだいたいこんな回答が女性への怨嗟の声と共に返ってくるのが徴兵制だ。
私のように志願して自衛隊に入るのとは訳が違うのである。
おわりに
いかがだっただろうか。これは私のような意地の悪い人間の考察であるから、実は東野女史本人はそこまでなにも考えていないかもしれない。
あるいはアカデミズムに属する女性はみんなこんなものなのだろうか。そうでないことを祈りたい。