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コーラ小林が行く!「DEAN & DELUCA 六本木」

こんにちは、伊良コーラ代表のコーラ小林です。

伊良コーラはクラフトコーラ専門メーカーとして、全国の飲食店さんや小売店さんに取り扱いをいただいております。

伊良コーラのテーマでもある「伊良コーラに出会った人が少しだけハッピーになる」。
そしてこのテーマは我々の代わりに、全国の方々に伊良コーラを届けていただく様々なお取引店さんあってこそだと思っています。

このシリーズ「コーラ小林が行く!」では全国のお取引店さんのご紹介や、そこに至った様々な出会いやストーリーをお伝えすることを目的として始めることにしました。

写真左から、
大木 藍(DEAN & DELUCA 六本木店副店長)
コーラ小林(伊良コーラ代表・クラフトコーラ発祥人)
田崎 丈博(DEAN & DELUCA バイヤー)

小林:

こんにちは!DEAN & DELUCAさんは伊良コーラにとっても長くお付き合いいただいている、お取引先さんなので、こうしてお話できるのが嬉しいです。


田崎・大木:

こちらこそ本日はありがとうございます。よろしくお願いします。


小林:

まず、DEAN & DELUCAさんでは、伊良コーラがどういったお客様に、どういった用途で手に取っていただけているのかを是非教えてください。


田崎:

DEAN & DELUCAにはギフトを探しに来店される方も多く、伊良コーラのシロップ*はそういった需要にマッチしていると感じます。

一方で伊良コーラのボトルはご自身で楽しみたい方や、ちょっとした差し入れなどに買っていただけているイメージです。


またお取引を始めた当時から比べると、クラフトコーラの位置付けや雰囲気がお客様にも浸透してきた感じがありますね。

もともと、DEAN & DELUCAはコーディアルシロップ*の販売に力を入れていたのですが、その中の1ジャンルとして確立されてきたなと。


*シロップ=炭酸水などで割って飲む原液タイプの商品。ボトル=開けたらすぐに飲めるRTDタイプの商品。

*イギリスで古くから親しまれる果実やハーブ、スパイス類などのシロップ。好きな飲み物で割ったり、ヨーグルトや果物にかけたりするだけで、手軽においしく楽しめる。自由にアレンジのきく万能さも魅力の、自然の恵み。


大木:

どこかで聞いたことがある、見たことがあるなど、既に知っている方が買ってくれている印象があります。

ふらっと入って手にするというよりは、目的を持って「買いに」来てくださる方が多く、一度飲んだ上でリピートしてくださる方もいらっしゃいますね。

私個人的にも、伊良コーラはスパイス感と柑橘のスッキリ感が際立っているので、数あるドリンクの中でも飲みやすいと感じています。

小林:

ありがとうございます。

企業秘密なのですが、製法に関してはかなり特殊な方法で作っているので、そう言っていただけて嬉しいです。

話は遡りますが、元々、伊良コーラをお取り扱いいただこうと思った理由はありますか?


田崎:

小林さんから「こんな商品どうですか?」とお問い合わせをいただいて、はじめて商品を手に取ったときに、純粋に「あ、なんかいいな」と思ったのがきっかけです。

それまで「クラフトコーラ」というもの自体をほとんど認識していなかったですし、伊良コーラがここまで世に出る前だったこともあり、コーラを手作りするイメージもなかった。

小林さんと話す中で、スパイスや原料をミックスして「オリジナル」で「クラフト」なものを作れるということが新鮮だったのを覚えています。


小林:

そういえば、急にメールしましたもんね(笑)。


田崎:

クラフトコーラを探していたわけではないものの、「ノンアルコール市場の中で、何か新しいジャンルに手を出したいな」とちょうど思っていたときだったので、いい出会いだったと思っています。


小林:

そうだったのですね。

そんな中で、数多くのメーカーからお問い合わせがあると思うのですが、商品選びの際の基準などはありますか?


田崎:

商品そのものはもちろんですが、その商品やブランドに込められた想いや背景を大事にしています。伊良コーラについても、小林さんから聞くブランドのストーリーや背景に心から共感したので、「ぜひ取り扱いたい」と思いました。


また売り場が広くないということもあり、他のお店と同じものを売るのではなく、「DEAN & DELUCAならではの体験を味わってもらいたい」という思いが、商品のセレクトにも影響していると思います。


小林:

ありがとうございます。

伊良コーラは、DEAN & DELUCAさんに対して、どんなお手伝いができていますか?


大木:

普段から色々な新商品を見ていますが、伊良コーラは「古い要素と新しい要素」のバランスが良いなと思っています。

お祖父さんのルーツに新しいものをうまく織り交ぜているのが、とてもユニークだなと。


お客様は、「丁寧に作られたもの」を選ぶことが前提にありながら、それを一歩超えた「新しくて楽しいもの」を求めていらっしゃるので、売り場全体としても意識していますし、伊良コーラはすごくマッチしているなと感じます。


小林:

意識している部分でもあるので、とても嬉しいです。

例えば店舗ひとつ取っても、伊良コーラ総本店下落合は、祖父の漢方工房の良さを残しながら現代風にアレンジすることで、バランスの取れた空間になっています。

反対に渋谷店では趣向を変えて、一般的に「クラフト」と聞いたときに連想する「木」などの温かみのある要素をあえて排除*してみました。

*渋谷店開店後、内装も日々改良中。


田崎:

これまで歩んできた過程も知ってる自分たちからすると、どちらの店舗にも色々な要素が詰まっていると感じています。

ただ、個人的にはそういったすべてを「通過点」にしてほしいです。


伊良コーラさんとして、今後の展望は何かありますか?


小林:

拠点や工房を今後どうしようか悩んでいます。

しばらくはこのまま下落合で続ける予定ですが、ありがたいことに多くの方からお取り扱いのご相談をいただいていることもあり、キャパシティ的にもどうしようかなと。

ただ、今後仮に工房や拠点を移転するとしても、「自分たちにとって、なぜその場所を選ぶ必要があるのか」が必要だと思っていて。

都心なのか、もしくは都心から離れるのか、今の工房の近くが良いのか、はたまた…など、いろいろと模索中です。

田崎:

やっぱり由来というか、縁があるところがいいですもんね。

DEAN & DELUCAも日本一号店は丸の内なのですが、我々のルーツでもあるニューヨークのsohoに雰囲気が似ているという理由で選んだと聞いています。


小林:

なるほど。
DEAN & DELUCAさんは、長い間一貫してこだわりのある商品をセレクトされている印象があるのですが、最近の売り場のトレンド、お客様の傾向などはありますか?


田崎:

実店舗での買い物が主流だった時代から、オンラインで商品を購入される方がかなり増えているので、弊社もオンラインストアでの商品販売に力を入れています。

店舗での体験をどこにいても楽しんでいただけるような工夫ができたらいいなと考えているところです。


また、昨今は「商品がどんな原材料から作られているのか?」しっかりと把握した上で自分に合ったものを選びたいというお客様も増えた印象ですね。

その中でDEAN & DELUCAとしては、「ちゃんと気を使いながらも過度な我慢や無理はせず、美味しくて理にかなったものを楽しんでもらいたい」と常に思っていますし、

今後も店舗や商品のセレクトを通じて伝えていきたいポイントでもあります。


大木:

やはり、withコロナの状況もあり、「自分のためにちょっといいものを」という方が増えた気がします。

そういった方にどう商品を楽しんでもらえるか?店舗でも常に考えるようにしています。

一方で、DEAN & DELUCAで買った商品を「誰かと一緒に」気兼ねなく楽しめるシーンも早く戻ってくると良いなと感じますね。

小林:

関連した話として、伊良コーラが原材料として使っている「コーラの実」は、原産地西アフリカでは文化的に大事な意味を持ち、祝福、歓迎を表す際や儀式に使われます。

つまりコーラには、誰かとハッピーな気持ちを分かち合う「ハレの日」に楽しむものであるというルーツが潜んでいると思っていて。

そういう意味でも、伊良コーラを飲むことで、ハッピーな場をもう少しだけハッピーにするお手伝いができればと思っています。


これからもDEAN & DELUCAさんに少しでも「伊良コーラを扱っていてよかった」と思っていただけるように、

そしてその先のお客様にも喜んでいただけるように、商品づくりに励みたいと思います。

今後とも、よろしくお願いします。


本日はありがとうございました。

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