3人のクラフツマンと大きな収穫
ここまで大きな学びと刺激がもらえるとは思っていなかった。
今回の取り組みのきっかけは2022年9月に行われたICCサミット京都。
ICCとはスタートアップ企業を中心に各産業から多くの企業が参加するカンファレンスだ。
そこで「クラフトサケ」のメーカーである、稲とアガベの岡住さん、haccobaの佐藤さんと出会った。
そしてICCの会期が終わり、10月。
すぐに福島・小高にあるhaccobaさんの蔵へ向かった。
そこで伊良コーラとhaccobaだけではなく、伊良コーラと稲とアガベでも一緒のタイミングでコラボを行い、3社コラボという形で企画をスタートさせてみようという話になった。
具代的には伊良コーラの製造過程で出る、コーラの香りが芳醇な、コーラの搾りかす通称「コーラ粕」を副原料としてお酒を醸す。
だが、この時は正直不安だった。
蔵は違えど、同じコーラ粕からお酒を作り上げるわけだ。
似たり寄ったりなものになってしまわないかと。
時は流れ、2023年4月、haccobaの佐藤さん、稲とアガベの岡住さんにコーラ粕をお渡し。
そして、5月、改めて福島・小高のhaccobaの蔵にお邪魔し、仕込みを手伝わさせてもらった。以前の不安は杞憂に過ぎなかったことがすぐに判明する。
そののち、秋田・男鹿にある稲とアガベの蔵でも仕込みを手伝わさせてもらう。
不安がすぐに払拭された、その理由。
それは、両者ともに同じ「サケ」というものを醸していて、ものづくりに対する真摯なクラフツマンシップというものは大いに共通しているものの、
工程もものづくりに対する考え方も違うということが明確になったためだ。
同じサケだから、という理由で似たようなものができてしまわないかな、と危惧していた自分が恥ずかしくなるほどに。
そう、作り手=クラフトマンの心意気、姿勢がものづくりにおいて、クラフツマンシップとして体現される。
クラフトマンが違えば、同じようなものができるはずはないのだ。そんな単純で大事なことに気づかされた取り組みだった。
そして、今後のコーラにおけるものづくりで非常に大きな糧となった。
出来上がった商品はこちら。
7月の頭に販売予定で、おそらく秒で売れきれてしまうこと必須で申し訳ないですが、もしタイミングがあった方は是非。
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