はじめてのバレンタイン
さて、幼い頃の『恥』シリーズは
これで最後になりそうです。
お話は さかのぼること年中さんまで。
題名にあるように、バレンタインの思い出です。
まだ人を好き、と言う気持ちもよくわからない。
でも、なんだかちょっと気になる男の子。
そんな小さな恋心を抱いていた私。
バレンタインと言うイベントは、今考えれば何で知ったのでしょうか。
5歳のときのバレンタイン。
私が『〇〇くんに渡したい』と言ったら
母がハート型の箱入りのチョコを買って用意しておいてくれました。
問題は そのあとです。
チョコを男の子に渡そうとしていることを
父にも自然に知られました。
。。で、父はからかったんですよね。
私のことを。
いや、父としてはからかったのではなかったのかもしれません。
、、が、私の中では
『おおー?なんだぁ
なつも好きな人ができたのかぁー?』
と、ちょっとおどけたノリで聞かれたように感じました。
。。好きな人って言うか。。
なんとも言えない
この心をなんと表現したら良いのか。
それは、父の前であっけらかんと話せるような簡単な気持ちじゃないんだよ、、!!!
。。言語化するとこんな気持ちだったでしょうか。
恥ずかしさと
怒りと
悲しみと。。
とにかく私は、自分の内側にある繊細な気持ちをずたずたにされたような気がして
黙ってしまいました。
結局チョコもあげたような あげなかったような。。
記憶がありません。
。。気難しい娘ですよね。笑
でも、きっとあまり触れてほしくなかったんですよね。
そっと見守って欲しかった。
そのくらい 私にとって
異性に何かアプローチをするというのは
子ども心ながら 色んな気持ちが交錯したものでした。
それから私は
好きな人が出来ようが
彼氏が出来ようが
一切父に言ったことがありませんでした。
そのくらい そのくらい
根に持ってしまいました。
こう言う 幼い時の複雑な気持ちを思い返すと
小さい子どもでも 自分の気持ちと言うのは
本当にはっきりしているのだなぁと思います。
むしろ 色んなことを知らない
純粋だからこそ 感じやすくもある。
今 私の息子は2歳になるちょっと前ですが
関わるときは、自分が幼かった頃の
切ない気持ちや複雑な気持ちを思い出すので
できるだけ息子の目線で寄り添おうと心がけてます。
子どもは 大人が思っている以上に
繊細で 傷つきやすいイキモノだと思うので。
*写真はお借りしています
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