40歳、4度目の転職をします
この春、私は40歳にして4度目の転職をする事になった。
現在の勤め先は大手企業で、週4日勤務が選べ、2人の子供を育てる共働き母である私にとって、これ以上恵まれた環境は無いと感じていたし、この先子供が成長するまでは、この会社でお世話になるんだと思ってた。
この記事を書いている今この瞬間も、自分の決断に半分驚いている。
ここに至るには、少しずつ積み重なった苦しい状況があった。
営業職として受注が伸び悩んだ。言い訳を探すなら、新型コロナの影響もあったかもしれない。
そもそも仕事が面白く無くなってしまい、前向きな姿勢が欠如していた。
上司からチクチクと叱責されるようになった。
育休明けだからと、担当物件数を減らされてしまう。
営業数字が低迷、給与も下がり、モチベーションが上がらない。
負のスパイラルで、不眠や頭痛など、体調に異変が起き始めていた。
とどめとなったのは、仕事でミスをした事を、所内の大勢の前で上司に大声で叱責された事。その後なぐさめに来てくれた同僚の前で、こらえきれず号泣。
半期に一度、目標などを掲げる面談シートを前に、一切目標が浮かばず、5年後10年後の自分の姿も全く見えなくなってしまった。
このままでは人生そのものが立ち行かなくなる。
そう思い、前を向くために決断した。
会社に辞意を伝えた後は、とても気持ちが軽くなった。よく眠れるようになり、よどんでいた家の中もきれいに掃除できるようになった。
辞めると思っていなかった会社を辞める事になって気付いた事。
私がこの仕事を選んだ理由は、週4日勤務が出来、子育てと両立出来るからであり、仕事の内容自体が好きではなかった。
居心地のいい会社だと思っていたが、数字が低迷すると地獄のような環境に変わってしまった。
時代が進み、自分のやりたい仕事でも週4日勤務を選べるようになっていた。
40歳にして4度目の転職。子育て優先と思い続けてきた仕事だったが、何か大きな力に巻き込まれるように、辞める方へ導かれてしまった。
一度きりの人生、やりたい事を貫きなさい!と背中を押されているような、今はとてつもなく前向きな気持ちでいます。