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春風に舞う少年 #12

神谷が待ち合わせ場所に遅刻して
来ることが、当たり前になっていた。

最初の頃は咲より前に来ていたり、
ほんの数分程度だったのが

次第に10分、15分、20分…

そしてナゼ?か平田も時折、同行するようになった。

そんなある日、咲と園児の頃から仲が良い
『小百合』がテニス部で神谷と親しい
『五十嵐』に告白がしたい!と伝えられる。

前々から小百合が五十嵐に想いを寄せて
いると話しは聞いていたが、
その想いが強くなり咲に協力して欲しいと…。

「わかった!神谷くんと仲も良いし
  告白するチャンスを作れるように
    相談してみるね!」

「うん、ありがとう!」

数日後の下校時に、神谷と初めて
待ち合わせた公園で
小百合が告白することが決まった。

それから、咲と神谷のデートに
小百合と五十嵐、

そして…平田。

ダブルデートでもなく、グループで
集まる。遊ぶ。
そんな休日も始まった。

数週間後、小百合と同じバドミントン部で
同級生の男子から、一目置かれ
同じ年頃の女子にしては、大人びた容姿の
『伊東 茜』の話しを耳にすることとなる。

ここまで読んでいただき
ありがとうございます(^人^)

この続きは後日、投稿いたします。
しばらくお待ちください。