グラブルの団活や団員募集を見ると思うこと

自分はゲーム・漫画・アニメが好きな所謂オタクである。

しかし、既婚で子供が2人いる父親であり、一般企業で働くサラリーマンでもある。

そんな自分がプレイしている【グランブルーファンタジー】について少し書こうと思ったのは、古戦場というグラブルで1番盛り上がるイベントが終わったばかりで、アレが活発になってきたからだ。

【団活】もしくは【団員募集】

グラブルの古戦場というイベントは、騎空団という団を他のユーザー達と組んで、バトルする仕組みである。

この古戦場の報酬でもらえる【勲章】は、課金ですら手に入らないようなレアなアイテムと交換できるので、みんな必死である。

そしてこの【勲章】、ただの勝ち負けの他に、様々な条件で減ったり増えたりするから厄介だ。「勝利時に団貢献度が〇〇以上の場合、勲章〇〇個追加」や「敗北時に団貢献度が〇〇以上の場合、勲章〇〇個追加」など。(他に個人貢献度も勲章の追加数に関わってくるがここは今回関係ないので省くとしよう)

とにかく、この様々な条件のなか、ユーザーが自分の希望にぴったり当てはまる団を探すのは難しいし、団側が自分の団に求められる基準を満たすユーザーを探すのももちろん難しい。

それでも、勲章をできる限り集めたいため、皆んな【団活】や【団員募集】をする。前置きが長すぎてもう読むのをやめてしまった人もいるかと思うが、付いてきてる人はもう少し頑張ってほしい。やっと本題に入れる。

この【団活】や【団員募集】で避けて通れないものが「ノルマ」だ。ノルマとは何だろうか。一応グラブル界隈では「これさえ達成させれば何も言われない貢献度のライン」という意味合いが1番大きい。ノルマを設ける理由は、単純にノルマ×団員数で稼げる貢献度が明白であり、必ず目的の追加勲章のラインに到達できるよう設定してあるため不安がないから。

しかし、一般企業のサラリーマンである自分は、グラブルを始めたばかりの時にこの文言にとても違和感を覚えた。そもそも社会における、企業におけるノルマとは「本当に最低限、これをやらなくてはまずいライン」である。だからノルマ達成はここから0スタート的な意味合いだし、「これさえ達成させれば〜」の数字とは程遠い。強いて言えば、ノルマよりはるか上に設定されている「目標予算」というものの方がグラブルにおけるノルマに近いと自分は感じている。

だから自分は、頑張ってやっと届く数字が、ノルマの数字と同じくらいの団に所属したがるユーザーの気持ちが最初わからなかった。無茶過ぎるだろうと。でも段々とグラブル界隈におけるノルマの意味合いを感じ取って、そういうことならありなのかとも思った。でもやっぱり違和感は拭えない。

この認識の違いがギスギスしたグラブル、略して「ギスブル」を生むことも多いのでは?と最近思うのだ。例えば、古戦場の対戦で皆んなノルマは達成している数字だけどあと少し1人ずつが頑張れば勝てそうな時、ノルマを「最低限」と捉えてたら、まだ皆んな最低限ラインだからこれから勝てる!と思うだろう。しかし「目標予算」と考えていたら、皆んな頑張ったけどこれで限界だな、となるだろう。よく聞く「ノルマ終わったからって何してもいいわけじゃない」「ノルマ達成したんだから言いがかり付けてくるな」論争である。

(最近は親切に「ノルマ終わったら何しても自由です」や「ノルマ終わっても勝てそうな時は勝ちにいきます」など募集要項に書く団も増えてきた)

こんなに長々と綴ってきたが、結局言いたいことは1つ。

グラブル界隈のノルマの意味合いはわかった。わかったのだが、サラリーマンとして営業マンとしてめちゃくちゃ引っかかる。だから、今、まさに団活中のため【可能ノルマ】を書かなくてはならないのだが、ノルマという言葉を使いたくなくて先に進めないのだ。誰かわかってくれないだろうか。