【(生)林檎博'24ー景気の回復ー】さいたまスーパーアリーナ3days
2024年11月21日(木)・23日(土)・24日(日)
3日間に渡りさいたまスーパーアリーナにて
開催された椎名林檎さんの"林檎博"
※ネタバレ
🍎念願の林檎博🍎
2023年に開催された「諸行無常」から
およそ1年半ぶりに開催された実演。
そして、私にとってさいたま初日は
林檎様のライブ2回目の参加であり、
初めて林檎博への参加であった。
(そして、色々あり3days全て参加が叶った)
あまりにもスゴいものを目の当たりにした。
3日間、毎回感じ入る部分が異なったのも
大変おもしろい。
だけど、3日間通して共通して思ったことは
「2時間の公演なのに体感15分」
「もっと浴びたいもっと目に焼き付けたい」
「一生歌っていて欲しい・・・」
とにかく心震わされっぱなしだった。
3日間を通して感じたこと、
演目を見て汲み取ったこと、
視覚的に分かるようにここに残しておこう。
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※以下、諸々あくまでも個人的見解
「生と死」
「景気の回復」は、
世の中情勢、人々の精神状態などなど
回復していこう!的な面もありつつ
やはり、
軸となるのは人間の「生と死」なのだと感じた。
第0章:宇宙から降りてきた
"宇宙の女神"林檎様からのお話の開始
第1章:孤独なまま人生を終えた女
第2章:そこから生まれ変わり、
愛する子を宿した母の一生
第3章:その子どもの人生(生の享受)
死を受け入れ、生を受け継ぐ。
最後には「今日も強く生きよう」という感情が
自然と湧き上がる林檎マジック。
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第0章
宇宙から降りてきた"宇宙の女神"林檎様からのお話の開始
1:鶏と蛇と豚
おどろおどろしくこの曲からスタート。
どのように登場されるのか?
しかと、旗を両手で握りしめ待ち構える。
緊張感が流れるひととき。
すると・・・上空から林檎様が降臨。
「地球の皆さんごきげんよ〜」で、グッ🫀
「あ、宇宙から舞い降りてこられたんですね」と
納得と安堵に浸かる中、
舞い降りてこられる林檎様に向かって
全力で旗を振る観客たち(私)
(さいたま初日は「ごきげんよう」
言ってなかった気がするが、気のせい?!)
2:宇宙の記憶
「これから始まりますよ」と言わんばかりの
ゴージャスな演奏に、ゴージャスな歌唱。
流れるようなリズムだからか、
自然と身体に染み渡る。
林檎先生特有のメロディーで、グッ🫀
「あなたはまだ宇宙をご存知ない」
「あなたは生きている」
宇宙を知らない私たちに
「生きるとこ」「死ぬこと」について
宇宙の女神からご教示いただけるようだ。
ライブ後、ずーっと脳内で自動再生されてる曲。
3:永遠の不在証明
声の伸ばし方(歌い方)が1日目、2日目、3日目と
特に、全然違ったように感じた曲。
最終日の歌唱が最も刺さった。
「緋色の弾丸」のように歌声が
スーッと心臓に刺さり、気づいたら涙で、グッ🫀
「琴線に触れる」とはまさにこういうこと。
そして、宇宙の女神様は下界の人間を演じる
第1章突入。
第1章:孤独なまま人生を終えた女
4:静かなる逆襲
演奏も歌唱もとにかくゴージャス
「まっとうな人生目指して うそを云わないで
正常な神経保っていようとしてんだ此方人等」
「美味しそうな今美味しそうな旬を
美味しく戴く それが人生よ」
目指すべき人生とは?なにやら葛藤し始めた「女」
5:秘密
ドラムのイントロ、カッコいい・・・
イントロだけで痺れる曲。
「何も聴こえていない
今宵の耳は優雅に踊っている孤独を探す」
派手な演奏とは裏腹に孤独な歌詞。
華やかに生きてそうな女だけど
孤独な様を感じる。
そんな中、丸サステップを生で見れて大感激。
6:浴室
生で聴けて嬉しい曲!!!
爆上がりするイントロ、大好き。
そして、包丁🔪生パフォーマンス。
「洗ってきって水の中、呼吸器官は冒される
あたしが完全に乾くのいまきちんと見届けて」
人間が自ら息を引き取る瞬間と
全身全霊のパフォーマンスが連鎖する。
危なっかしさに圧倒。
7:命の帳
美しい音色、旋律にうっとり。
「生きてるって危なっかしくて
どの道擦り減って傷つけあう同士
ならばもっと慈しみあっていたい」
ここの歌詞も、歌い方も、グッ🫀
「生きることはどうせ擦り減るものだから
それなら皆慈しみあおうよ」という
林檎先生からのご教示。
8:TOKYO
曲のアレンジが素晴らしすぎた。
弦楽器の音色が本当に美しくて感動。
聴き惚れるとは、まさにこのこと。
「TOKYO」で、1回死ぬ。そう感じた。
客席から舞台に向かって、
海か川かの波が押し寄せ、波の音も聞こえて、
「あぁ、そういうことを表現しているのだな」と。
「どんな最期迎えて死ぬんだろう
変わらず誰にも甘えず、ずっと1人なら長いわ
たかが知れた未来。
短く切り上げて消え去りたい。飲み込んで東京」
孤独な人生だった女は
やがて孤独の中「死」の世界へ。
ここの歌唱とともに、波が打ち寄せ(圧巻)
林檎様は奈落の底へ(舞台下)
第2章:そこから生まれ変わり、愛する子を宿した母の一生
9:さらば純情
メロディーが本当にいい。しんみり染み渡る幕間
過去世では孤独だったあの女性が
生まれ変わって、貝殻🐚から誕生。
10:おとなの掟
カルテットの主題歌!生で聴けて嬉しい!!!
「そう人生は長い、世界は広い
自由を手にした僕らはグレー
幸福になって不幸になって慌ただしい」
自由を手にしたからとって必ず幸福
とは限らない・・・
11:MOON(REBECCA)
この曲をしらなかったので、
初日終わりに原曲をまず聴いてみた。
すると、林檎様のアレンジ力にまたもや脱帽。
そして、最終日の歌唱が
とにかくメチャクチャ刺さった。
「こわれてしまうのは一瞬だから
大切に生きてと 彼女は泣いた」
上記部分で気づいたら涙が溢れてきた。
やはり「自分の人生大事に生きて欲しい」
林檎様は皆の衆にお伝えされている。
本当にありがたくて、グッ🫀
12:ありきたりな女
良すぎて涙がポロリ。感動した。
魂こもった歌唱が響き渡る。
「出くわすシーンは全てハイライトで
みなかけがえのないキャストだった」
ここの歌詞が大好きで、グッ🫀一生指針。
「グッバイ!」からの、一旦沈む(舞台下へ)
過去世で孤独だった女は
今世では子どもを宿し、幸せかと思いきや、
どんな状況であろうとも
人生に孤独は常につきもの。
失っては得る、それが人生、生きるということ。
儚い。
13:生者の行進
さいたま最終日にAIさん登場!
登場した瞬間ものすごい盛り上がりだった。
「会場が沸く」ってこういうことなんだな、と。
言葉の通りで、初めて体感した。
あの本当に沸いてる感じ。感激。
「どんなまやかしに遭って迷うときもきっと
思い出したら大丈夫になるわ
食べる意志を 休らう意志を
奥底から 命張り上げる声を
誇りとなさい信じていなさい
いつも憶えていて」
これも指針になる。
そして、ここは
子どもへ愛を注ぎ、導く母の愛情ブロック。
14:ジプシー(あっぱ)
林檎様とSISのミュージカルブロックであり、
やっと解放されて「自由」の身になれて
放浪の旅をする場面(だと勝手に思ってる)
林檎様の伸びやかな歌唱が響き渡る。
ミュージカルかこれは?!と高鳴り、感激した。
15:人間として
ハープの音色にうっとり。THEゴージャス。
果たして今の自分は正しいのか?
これでいいのか?
どんな状態でも問いただしてしまうのが人間。
「人間としての業〜!」→一旦沈む(舞台下へ)
16:望遠鏡の外の景色 ※演奏家紹介
演奏が本当に美しくて、グッ🫀
林檎様が作る音楽、本当に好きだなぁと。
繊細だけどダイナミック。
皆さんのソロパートも
聴き入ってしまうほどの美しさ。
「me olvide todo」
正装?喪服っぽい?衣装で登場
17:茫然も自失
上質な音楽って感じで本当にカッコよかった。
途中の「はぁ・・・・はぁ😔」なため息。
旅する自由を手に入れたのも束の間
人生に疲れ始めたのか。
18:ちりぬるを
イッキュウさん登場。
そろそろそろそろ〜と2人が登場するのも
仰々しくて良い。
「人の具合ばっか見てない?他者より」
「自分を気にしておいてくれ」あたりで、グッ🫀
ここで、「母」は命尽きる。
「ゆっくり寝やしゃんせ」→奈落の底へ(舞台下)
第3章:その子どもの人生(生の享受)
19:ドラ1独走
この曲もメロディ、リズムがすごく好き。
そして、ここからが旗振り楽しい野球ゾーン突入。
また、ここからは
母から生まれた子(今を生きる若者たちへ)の
ブロックだと思っている。
20:タッチ(岩崎良美)
DAOKOさん登場。
林檎様の、DAOKOさんの使い方が上手いこと!
ここからは本格的に「祭り(放生会)」モード。
「タッチ」のカバーは、さいたま初日の時より
最終日は特に、ドスに磨きがかかかった歌唱で
めちゃくちゃ良くて、グッ🫀
「あ、タッチをそんなトーン、歌い方で歌うんだ」
という新感覚を与えてくれるのもこれまた嬉しい。
とにかく旗振りが楽しかった曲。
SISに合わせフリフリ。
野球の応援してるのか?と錯覚に陥るほど、
全力で2旗持ちでキレッキレに振りました。
音源配信して欲しい。切実に。
21:青春の瞬き
私にとって、迷った時にいつも導いてくれる曲。
最終日の歌唱、1番刺さった。
今回は、
「いつもなぜか、気づいた時には跡形もない」
というのが、この幸せな3日間と重なり
「楽しい時間にもいつかは終わりが来る儚さ」
そこが重なって刺さりまくって涙ぼろぼろ。
22:自由へ道連れ
目が悪いもので、
「普通にいつもと声と歌い方なんか違うけど
林檎様が歌ってるんだろうなー」と思って
舞台を見ていて、
「後ろにいるピンクヘアがDAOKOかなー」と
眺めていたら・・・
歌っていたのがイッキュウさんで、
ピンクヘアが林檎様だった(笑)
とにかくここから後半戦は
舞台上に林檎先生がいっぱいいた(笑)
イッキュウさんが林檎様に扮していて、
本当に何回見ても、そっくりだし、
最後までイッキュウさんメインで歌ってるのが
ユーモア溢れていて好きな演出だった。
また、この曲も気持ちよく旗を振れた。
初日は、席がとても近かったので
SISがこちらを向いて旗振っていたので
私もSISの振りに合わせて振って
お互いに振りあってる感じになって楽しかった。
これも2旗持ちで、SISに合わせてフリフリ。
楽しい。
23:余裕の凱旋
仕事していて共感するし、好きな曲。
余裕の空気が漂っていた。
「Wi-Fiのパスワード」は
生で聴いても発音が鬼良かった。
24:ほぼ水の泡
ももさん登場。楽しいお祭り。
そろそろ終わりが近づいているのを感じつつも
没頭。
「あかん、よういわんわ、
そりゃ、わてかてまあすっきゃさかい」
「そりゃ」めちゃくちゃ舌巻いてた。面白かった。
25:私は猫の目
アンコール前の最後の曲。
ももさんから「最後の一曲です」と。
「え?もう最後?!!」と衝撃が走る。
曲が始まる。
「私は猫の目アルバムver.」やっぱり好きだなぁ。
ゲスト大集合で「私は猫の目」のアルバムver.
聴けるなんて、贅沢すぎて、グッ🫀
「よぉー⤴︎⤴︎」「にゃーお、にゃーお」に合わせて
旗を振るのが気持ちよくて
昭和歌謡チックなメロディに合わせて
旗を振るのが気持ちよくて
この曲、とにかく気持ちよい。
「しかし、自分の本心に忠義尽くすことです
肝心要、天下分け目なら 尚」
ありがとうございます。
楽しんでいても、核心つくことを
挟んでくださるから、グッ🫀
本当に景気が良くなりそうだった。
心の景気はもう潤沢になりました。
いろんな人がいるけど
いろんな人生があるけど
「みんな楽しく生きようや!」という
メッセージを感じた。
アンコール
26:初KO勝ち
ボクサーの姿で登場。
「あともう少しお付き合いください」
「もう少しと言わずいくらでも付き合うし!!!!!(観客&私)」
「何遍たって現場へ立って思い知って」を
リアルにライブという現場で歌われているのが
鳥肌たった。
「もういいやぁー諦めよー」ではなく、
「まだ自分を解き放てる快感貫き通る
命が震えるもっと耽っていたい
どうなったって結構
たったいま揺らしたいの生きている証よ
踊らされず踊っている痺れている心の臓」
というように、
人生強気で行ってナンボですから!と
背中押してもらえるブロック。
27:ちちんぷいぷい
終わらないで、この幸せな時間続いて欲しい。
そう強く願いながら聴く本当にラストの曲。
念願の\RINGO/の掛け声で〆
エンドロール:2◯45
「景気の回復」
エンドロールまで訴えかけてくる。
The END
毎日違う歌い方をしてくださるので、
同じ演奏は2度もない、諸行無常で、
こんなに参加させていただけていることに
ひたすら幸せを感じていた。
こんな幸せがあっていいのだろうか?
ありがとうございます。
生きる糧、人生の糧。
林檎様の響く歌声に涙、
曲に深く感じ入り涙涙だった。
沢山込み上げてくるものがありました。
参加させていただきありがとうございました。
また次のライブも、参加させてください。
心からありがとうございます。
本当に幸せすぎる3日間だった。
この3日間で旗振りがすごく上達しました。
これからも林檎様の音楽を指針に
ともに強く、生きていこう!
merci