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イマーシブシステムでPAしてきました。 in 中国 その2
2.福山CABLEさんにお邪魔させていただきました。
どうしようとおもった矢先、Xでつぶやいちゃいました。
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なんと、WAVES LV1ユーザーでイマーシブ環境をライブハウスで構築した、福山CABLEサウンドエンジニアの出原さんからの即レス。
d&b Soundscape??(無知すぎで恥)
まさか、、セミナーって、、、事前に体験できちゃう??
イマーシブライブオペレートのセミナー受けられるじゃん!
まさに神降臨!
出原さんありがとうございます!!
というわけで、8月にCABLEさんにお邪魔させていただきました。
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福山CABLEさんは、その昔ツアーでよくお伺いさせていただいたライブハウスさんで、出原さんには都度都度お世話になっておりました。
過去振り返ると、QUATTRO,the chef cooks me,Mop of Head,ミツメ,etc..
(代打込み)
10年ぐらい前でしょうかね。
当時はYAMAHAのCLだったと思いますが、まだあんまり使い方慣れていなかった僕に出原さん直々に丁寧にレクチャーしていただいた覚えがあります。笑
ソンドレラルケやヤングドリームスなど、海外の良質なバンドのツアーのゲストでも伺いました。いいバンド、良いイベントが多いライブハウスさん。懐かしい気持ちを胸に福山駅降臨。
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福山駅〜CABLEさんの道のりも地図に頼らず到着できました。覚えているもんですね。勝手にホーム感満載で伺います。笑
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d&b soundscapeセミナー。
きっとL-ISAとは違えどカテゴリーは同じはず。かなりの勉強になる!とかなり息を巻いて伺いました。
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結論、衝撃の体験でした。、、
やべえ、ナニコレ、、、
急遽、本来1回のみの1時間のセミナーを特別に2回受けさせてもらいました。
おかげさまでより理解が深まったかと。出原さんの丁寧なご説明とd&b Japanの方々がやさーしく教えてくれたおかげで、小学校卒業(略して小卒)レベルの私でもだいぶ理解できました。
イマーシブのパンポジションは普段のLRの横一直線の単純な構成ではないのはわかるんですが、奥行き(そんなパラメータは無いらしい)とワイドの調整をちゃんと調整を経ると、本当にスピーカーから出ていないぐらい自然に楽器の音が配置した位置からなってるように聞こえる(語彙力無し、駄文ですみません笑)
右左の定位はもちろん、距離の遠近までちゃんと再現して聞こえます。(JC-120のくだりはマジでビビりました。行った人ならわかる話です)
通常のミキサーはPANの設定やって、音混ぜて出力するんですが、イマーシブでの仕様は音質〜音量の調整のみ、パンポジションの配置はサウンドスケープ側で行うそうです。
結果、音と音は飽和せず、ぶつかりもせず、分離してきこえます。
イマーシブへのミキサーからの送り込みは、おそらくミキサーのインプットチャンネルのダイレクトアウト(またはバスアウト)からサウンドスケープにパッチする方法?だったと思います。
しっかり聞けば良かった。
(L-ISAではそうでした)
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楽器単音の分離解像度が高く今までの2mixへ音源は混ぜちゃってごまかしが効かない感じ。
素晴らしい体験だったけど、エンジニアとして分離が良いミックスが少しリスクも感じたのは正直な感想です。
(演奏者のウィークポイントがバレるという意味で。なぜならFOHとしてはカッコよく演奏者を見せたい、演奏のアラは抑えて見せたいわけです。演奏や音が悪いのは2MIXだと誤魔化せることがソノママ出てしまうちょっとさけたいです。)
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出原さんにその辺り聞いたら、即答で「音楽の持ってるパワーで気になりませんよ。」とあっさり。
心強いご意見でした。
新しくも力強い体験で、早くトライしてみたくなりました。
CABLE出原さん、d&bチーム、T-spec橋本さんありがとうございました!
広島といえばむさしのおむすびゲットして帰京。
(続く)