イマーシブシステムでPAしてきました。in 中国 その1
今回イマーシブシステムのL-ISAでライブオペレートしてきました。
まだまだ日本では馴染みが無いのと自身のトライと今後のためにも記録として残します。
今回の記事は自分の備忘録として記載しておきますので、多少言い回しや解釈がズレているかもですがお許しください。笑。
1.俺、L-ISAでPAオペレートするってよ。
2024の9月まさかの僕がイマーシブシステム環境でPAオペレートしてきました。
下記、経緯を説明します。
今回、僕の担当バンドが、CAN FESTIVALという世界中のポストロックバンドを集めた海外のフェスに出ますよ〜ということで、9月の予定を聞かれていたのが今年の春ぐらい。
まぁ、アジア、ヨーロッパ問わずだいたいの海外フェスが連絡がテキトー(笑) で、現地着いたら諸々違うことが多く、だいたいバタバタして終わるなんてことが多い印象。。
残念ながら、今回もあんまり期待はせず現地の情報を待っておりました。(ここは、我々日本人が段取りや連絡が細かすぎるという目線もあります。世界は広い笑)
もちろん当時はイマーシブ環境でオペレートするなんて想像もしてません。
やりとりを経ながら、今回は様子が少し違う感じがして、もしかしたら結構やり手のチームが入ってそうな雰囲気がぷんぷんに香ってきます。
めっちゃ丁寧かつロジカルな返答を都度もらっていて、なんと今回はガッチリしたPAカンパニーさんがジョインしている様子。
照明、映像、ステージ、音響と各セクションもかなりのハイクオリティの様子。
だからこそ、このイベントは現地さん的にL-ISAでやれる。となったのかもしれません。
後にアジア圏プロモーターから聞きましたが、中国や他のアジア諸国はだんだんとイマーシブのシステム構成で行う興行が増えていってるんだとか。
島国に住んでいる自分としては寝耳に水です。
そんな中、今回L-ISA環境でオペレートするのを知ったのは7月末。機材リストをもらった際のことでした。
結果現地に行ってみると、システムの構築、ステージのオペレーションなど今ままでの海外オペレート経験の中でもハイレベルの人たちが現地テクニカルクルーにいらっしゃいました。
結果やりとりのロスはほぼ0。打ち合わせ通りに本番進められました。
(日本だと当たり前なのかもしれませんが、海外はなかなか難しいと言うことがあります。)
The organizer is planning to have surround system in this festival.
Operating by L-Acoustic L-isa.
フェスティバルのプランはサラウンドシステムでプランしてるよ。
L-ISAでやるんだよ。って。
へ。。
L-ISA? リサ?リーザ??読めねえ。聞いたことあるぞ。。これ、噂のイマーシブだ。。やったことねぇ。。
やばい、、、立体音響?わかんねー。やべー。どしよ。。
でも海外では良くある、実は違っていたり機材リストでは全く嘘だったり、、??とウソの情報に期待してみたり泣(B級)
なんなら間違っててくれよっ。ってことで機材リスト開封。↓
K2ってあれですよね。。ラージスピーカーのあれ。60本?
kara 102本???
サブウーファー込みメインスピーカー総数の合計200本!?
マジなのか
これ、、、ほんとにほんと?
俺イマーシブでPA??
恐る恐る、みたことない拡張子のファイルを解凍↓
.lisa xmlpって何?ってことでググってアプリケーションDL後ファイルを開けてみました↓
どちらもマウスで画面掴んでグリグリ動かすと、3Dでスピーカーの釣り位置や本数も確認できます。過去経験無いぐらい海外フェスの中ではシステムもプランも細かな連絡もしっかりしている印象でした。
これ、本当っぽい。。マジか、、
というわけでイマーシブ環境でライブオペレートするのが
確定したようです。俺。
やばいじゃん。やったことないし、システムの意味がわからん。笑
どうしよう
(続く)