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【11/16 仮想通貨チャート分析】日本人投資家による投資が再燃。BCHハードフォークの結果は。

『COINTANK Daily Trade Tips』は前日のチャートからトレードのポイントを振り返るコンテンツです。前日のチャートからトレード手法のポイントをテクニカル分析に基づいて振り返りながら解説しています。

【使用したテクニカルチャート】
BTC/JPY(bitFlyerの価格) TradingView

【インディケーター】
■出来高プロファイル
固定期間出来高

■出来高

60万円で反発。日本人投資家が増加している模様

11月15日の相場は全体的に荒れた展開となりました。15日未明から相場が急落し、その後二度底値を付け、現在は底値付近で投資家同士の攻防が続いています。

上図を見てもわかる通り、直近の底値は1BIT=60万円ちょうどに位置しています。

底値を付けた時刻は日本人投資家が活動している時間帯であったため、日本人にとってわかりやすい価格での反発になったのだと考えられます。

https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/JPY 

また上図を見ると11月15日~16日まででは、日本円でのビットコイン取引高が全法定通貨の中で2番目に多いことがわかります。

以前に比べて円での取引高が増えていることから日本人投資家がビットコイン市場に再び参入してきていることがわかります。

また、16日未明にはビットコインキャッシュの価格が5分で20%超上昇するなど、ハードフォークに関連した非常に荒い値動きを記録しました。では、15日の相場を詳しく振り返ってみましょう。

投資家に意識される2つの重要な水平線とは

上図を見てもわかる通り15日の相場では長い下ヒゲをもつ陰線をつけた後、小幅な反発を見せました。しかしながら上昇幅はわずかにとどまり、水平線①にタッチした後に再び下落していきました。

「水平線①」は何度も相場を転換させている重要な水平線です。ちなみに図1と図2の「水平線①」は両方同じラインです。

そして、この強力な水平線がレジスタンスラインとなり上昇してきた相場を再び押し下げる結果となりました。しかしながら、価格の下落は60万円までにとどまり、現在に至ります。今後は60万円を割ってくるかどうかに注目すべきだと言えます。

BCHのハードフォーク成功。現在は再びBitcoinABCが優勢に

16日未明には、ビットコインキャッシュのハードフォークが完了し、アップデートすることに成功しました。

ハードフォークするにあたって、BitcoinABCとそれに対抗するBitcoinSVというグループでハッシュ戦争が起こっていました。一時対抗勢力のBitcoinSVの勢力が増大したことで市場に不安感が漂いましたが、16日のハードフォーク後BitcoinABCが優勢の状態が続いています。


https://poloniex.com/exchange#usdc_bchsv

Poloniexでは両方の勢力から派生した仮想通貨の取引に対応しています。

BCHSVに比べてBCHABCのほうがビットコインキャッシュの価格に沿った値動きをしています。このことから、市場参加者もBitcoinABCが作っているチェーンを正規のものとして捉えていることがわかります。

しかしBitcoinSVは、今後もハッシュ戦争を続けていく構えを表明しており、両者の消耗戦がいつまで続いてしまうのか、注目すべきでしょう。


■Writer■
まっつん
14歳のころから株式投資を始めており、FXトレード歴は3年。トレードビギナー時代には3か月で全財産70万円を失う経験を経て、プロトレーダーのもとでトレードを学び始める。3年以上トレードをして得た実経験や、バカラやブラックジャックの仕組みを研究したことで得た知見、大量の書籍から得た有益な情報を掛け合わせることで独自のトレード方法を開発。仮想通貨には2016年(当時1BIT=4万円)から投資しており、当時はリップルに集中投資を行う。また、100本以上の仮想通貨にまつわる記事を作成していた経歴をもち、仮想通貨に対する知識も経験も豊富。現在は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップルを保有中。

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