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【11/12 BTCチャート分析】依然として上昇目線は変わらず。相場の足場が固い理由とは?

『COINTANK Daily Trade Tips』は前日のチャートからトレードのポイントを振り返るコンテンツです。前日のチャートからトレード手法のポイントをテクニカル分析に基づいて振り返りながら解説しています。

【使用したテクニカルチャート】
BTC/JPY(bitFlyerの価格) TradingView

【インディケーター】
■出来高

下落相場が続く。現在ビットコインキャッシュが相場を牽引中

11月9日~11月11日の相場は、上昇トレンドの勢いが後退し、下落相場となりました。その原因にはビットコインキャッシュの価格上昇の勢いが一服したことにあります。

ビットコインキャッシュは現在、ハードフォークへの期待感から価格が急騰していました。そしてビットコインキャッシュが仮想通貨市場を牽引する形でビットコイン相場も押し上げられるような相場展開となりました。

しかしながら、11月9日からはビットコインキャッシュが買われすぎの状態となり、一旦の調整局面に入りました。この動きにつられ、ビットコイン相場も下落局面を迎えました。

現在のビットコイン相場は、エリオット波動の第5波が一服し、修正波によってある程度の価格帯まで下げた形となっています。

また、修正波によって下げ止まった値は、最もポジションの積みあがったサポート帯であり、ここで下げ止まることを事前に予測することは可能でした。

また、図2ではフィボナッチ・スピード抵抗ファンをチャートに描画してみると、ローソク足が25%のラインで反発しており、上昇の勢いを取り戻そうとしていることが読み解けます。

今後、ピンク色の水平線で表したレジスタンスライン付近での攻防が注目されます。

なぜなら、ここで転換して下落してしまうと、ヘッドアンドショルダーを形成するため再び下落圧力が高まる要因となるからです。

長期足ではじりじりと底値を切り上げる展開が続く。その原因は?

日足チャートを見ると、700000万円付近をサポート帯としながらもじりじりと底値を切り上げている様子がわかります。

現在、仮想通貨市場におけるプレイヤー構成が変わりつつあります。2017年は個人投資家がメインの市場参加者だったのですが、今ではファンドなどの大口投資家の市場参加が目立っています。

最近、短期的な急騰や急落が頻発しているのは、大口投資家によるまとまった建玉が入るためです。

大口投資家はプロでありかつ大きな建玉を操る投資家であるため、投資判断のブレが少なく相場が安定しやすくなります。また、足場が固まることで、2017年の大暴騰や大暴落は起こりにくくなるでしょう。

そして、今後世界中の機関投資家のマネーが流入してくれば更なる価格上昇が見込まれることから、大口投資家の投資環境が出来上がっていくかどうかに注目が集まります。

■Writer■
まっつん
14歳のころから株式投資を始めており、FXトレード歴は3年。トレードビギナー時代には3か月で全財産70万円を失う経験を経て、プロトレーダーのもとでトレードを学び始める。3年以上トレードをして得た実経験や、バカラやブラックジャックの仕組みを研究したことで得た知見、大量の書籍から得た有益な情報を掛け合わせることで独自のトレード方法を開発。仮想通貨には2016年(当時1BIT=4万円)から投資しており、当時はリップルに集中投資を行う。また、100本以上の仮想通貨にまつわる記事を作成していた経歴をもち、仮想通貨に対する知識も経験も豊富。現在は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップルを保有中。

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