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【11/19 BTCチャート分析】ビットコイン価格は下げ止まったのか。更なる下落の可能性と底値を考える

『COINTANK Daily Trade Tips』は前日のチャートからトレードのポイントを振り返るコンテンツです。前日のチャートからトレード手法のポイントをテクニカル分析に基づいて振り返りながら解説しています。

【使用したテクニカルチャート】
BTC/JPY(bitFlyerの価格) TradingView

【インディケーター】
■出来高プロファイル
固定期間出来高

■出来高

値幅の小さい展開。三角持ち合いを形成

11月16日~18日の相場は暴落直後の相場でしたが、直近の底値付近で値幅の小さい相場展開となりました。

ビットコイン価格は1BTC=60万円を付けた後、15分足では底値を徐々に切り上げながら600000円~635000円のレンジで推移しています。

図1の通り15分足のローソク足は三角持ち合いを形成しており、値幅の小さい展開が続いています。今後ローソク足が三角持ち合いを上下どちらかに抜けるまでは値幅の小さい展開となり、デイトレーダーにとっては厳しい環境が続くでしょう。

また現在レンジ相場であることから、売り手と買い手の圧力が均衡状態にあると言えます。つまり価格が急落したにもかかわらず、さらに相場が下落すると考える投資家が一定数いるということです。

ビットコイン価格の更なる下落はあり得るのでしょうか?長期足の視点から分析してみます。

60万台割れに注意、次なる底値はいくらになるのか

図2は週足チャートを表しています。長期足で意識されていた上昇トレンドラインがブレイクされ、再度下落相場に突入したと考えられます。

現在60万円で下げ止まってはいますが、更なる価格下落の可能性についても視野に入れる必要があります。

チャートにフィボナッチリトレースメントを描画すると、78%のラインが54万円付近に位置しており、この価格帯では2017年にも転換を起こすポイントであったことが確認できます。

フィボナッチリトレースメントはメジャーなツールであるため、投資家が意識するラインとなり得るでしょう。今後さらに価格が下がる可能性を視野に入れながら、60万円を割った場合の次なる底値は54万円と考えるのが適切でしょう。

市場参加者の構成に変化が起きている

ここ数カ月のボラティリティは、土日に比べ平日のほうが大きい傾向にあります。しかしながら2017年中のビットコイン相場は、土日のほうがボラティリティが大きいという特徴がありました。

これはつまり、市場参加者が個人トレーダーから機関投資家などの団体に移り変わっていることを示しています。

なぜなら個人投資家は仕事がない休日のほうがトレードしやすく、機関投資家は会社であるため平日が主なトレード対象日となるからです。もちろん例外もありますが、一般的にはこのようなタイムスケージュールで動いている人が多いため相場にもそれが反映されます。

機関投資家の抱える資金は巨大なのですが、仮想通貨市場に流入しているのはその中のほんの一部にすぎません。

機関投資家が資金を追加投入するタイミングはいつになるのか、今後の記事でお伝えしていきます。

■Writer■
まっつん
14歳のころから株式投資を始めており、FXトレード歴は3年。トレードビギナー時代には3か月で全財産70万円を失う経験を経て、プロトレーダーのもとでトレードを学び始める。3年以上トレードをして得た実経験や、バカラやブラックジャックの仕組みを研究したことで得た知見、大量の書籍から得た有益な情報を掛け合わせることで独自のトレード方法を開発。仮想通貨には2016年(当時1BIT=4万円)から投資しており、当時はリップルに集中投資を行う。また、100本以上の仮想通貨にまつわる記事を作成していた経歴をもち、仮想通貨に対する知識も経験も豊富。現在は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップルを保有中。

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