【11/20 BTCチャート分析】下げ止まる価格帯はいくらなのか。弱気相場が続く2つの理由
『COINTANK Daily Trade Tips』は前日のチャートからトレードのポイントを振り返るコンテンツです。前日のチャートからトレード手法のポイントをテクニカル分析に基づいて振り返りながら解説しています。
【使用したテクニカルチャート】
BTC/JPY(bitFlyerの価格) TradingView
【インディケーター】
■出来高プロファイル
固定期間出来高
■出来高
三角持ち合いブレイク後大きく下落
11月20日のビットコイン相場は大きく下落しました。日中までは三角持ち合い内部で推移し値幅の小さい展開でしたが、午後になると三角持ち合いをブレイクし大きく下落していきました。
ビットコインキャッシュのハードフォークに関連して、要人からのネガティブな発言が相次いだことで投資家心理が悪化し、投げ売りが加速したものと考えられます。
近日ではビットコインの価格が下落するにしたがって、専門家や著名投資家はビットコインの年末予想価格を引き下げるなど、ビットコイン相場に対する弱気発言が相次いでいます。
また、12月1日はビットコイン先物のSQ日であり、この日が近づくにつれて投資家は決済のための反対売買を行います。このこともビットコイン相場を押し下げる要因になっていると言えます。
過去のチャートからは先物限月の10日前から下落し始め、その後6日前になると次は上昇し始めるというパターンが多いため一つの目安にしても良いでしょう。
19日の相場において、デイトレーダーにとってのエントリーポイントは2つあります。
エントリーポイントはチャート上に描画していますが、どちらも重要ラインにタッチして転換したタイミングでエントリーしています。
一度ラインブレイクした後値を戻し、そのあと転換するといったパターンの場合、反対勢力の損切を交えて一気にブレイク方向に進みます。特に現在は下落トレンドの最中であるため、投資家心理的にも下落しやすい環境にあります。
では次に価格が停滞すると価格帯はいくらになるのでしょうか?
次の底値は54万円付近か
上図はビットコイン相場の週足チャートです。このチャートには、フィボナッチリトレースメントを描画しています。
現在価格下落が続くビットコイン相場ですが、次に価格が停滞すると考えられるのは54万円付近でしょう。
チャートを見ると54万円付近にフィボナッチリトレースメントの78%ラインが存在し、かつ2017年中に一度大きな転換点になっているのがこの価格帯であることがわかります。
また他の価格帯に比べてポジションが積みあがっていることもあり、一時的に上昇圧力が強まるポイントであるでしょう。底値になる可能性も踏まえて考えるとよさそうです。
■Writer■
まっつん
14歳のころから株式投資を始めており、FXトレード歴は3年。トレードビギナー時代には3か月で全財産70万円を失う経験を経て、プロトレーダーのもとでトレードを学び始める。3年以上トレードをして得た実経験や、バカラやブラックジャックの仕組みを研究したことで得た知見、大量の書籍から得た有益な情報を掛け合わせることで独自のトレード方法を開発。仮想通貨には2016年(当時1BIT=4万円)から投資しており、当時はリップルに集中投資を行う。また、100本以上の仮想通貨にまつわる記事を作成していた経歴をもち、仮想通貨に対する知識も経験も豊富。現在は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップルを保有中。
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