高級チュッな
鶏肉とカシューナッツのオイスターソース炒め。
おれならこのネーミングにしないけど、このネーミングを超えられない感じは大変あるアル。
簡単で安くて高級チュッな。
チュッなというのはタイプミスの素材の味をイカ。
以下イカの話。
さておき、作り方は簡単。
煮えたぎる油を用意しつつ、野菜を斬る。
たまねぎピーマンニンジンセロリしいたけ。
油通しさえすれば腕っぷし中華料理店になるので、よりそのニュアンスを味わいたければデカめにカット。
(ここでどのぐらいの大きさに切るかと、味付けの濃さの加減は比例するから計画的に)
ニンニクを包丁の横腹で押し潰し、自然と剝ける皮を取り、ニンニカではなくニンニクの臭いが移るのを気にしつつニンニクと生姜を適当にカット。
フライペァンに油を引き(油通しのやつらが来る事を計算に入れて引き過ぎるのもまたよし)傾けて向こうの角で軽く揚げる。
しいたけの仲間意識をどうするか独裁者の裁量で決め、セロリを除く野菜たちを油地獄に投入して「うへぇ!ジゴッキー!」と思う事しばし。
いつの間にか切れていた鶏肉片を適度に火が通ったニンニク生姜油に投げ入れ「うへぇ!ジゴ!」と寸止め。
早くしろと地獄からの催促が来るから「いつでもいいんだよこんなの」と、野菜たちを鶏ニンニク生姜の方に豆乳。
豆乳というのは大豆の絞り汁です。
セロリは切ってあるが、カシューナッツは砕いていないので少しだけ慌てる。
言い忘れたがさっきまでの間に、残り少しの中華出汁を捨てるような気持ちで豆乳。
豆乳というのはあまり美味しくないけど健康的だと言われている汁です、湯葉にしなさい。
こうして油まみれの鶏肉とカシューナッツのオイスターソース炒めはいつの間にか出来上がるのである。
セロリは入れたしマサヨシ。
食い終わって最後に皿に残る油を見ながら青春とは無駄であるのか?いや、この捨てていくものこそが本体であり価値であり豆乳というのはタンパク質豊富です。
簡単便利、うってつけ(何に?)な鶏肉のカシューナッツ炒め(高級チュッな)を今後ともご愛顧くだはい。