あいうえを取り戻せ!
久々に読んでみた北斗の拳はやはり面白かった。
いや、あの当時はほぼアニメで原作を読むのは初めてと言ってもいいぐらいだ。
(ちなみにアニメ版は原作一度も読んでないレベルのクソだと理解した)
ずっと同じような事を繰り返してるだけだが、有無を言わさず(有無を言い出した時にはもう死んでいるというべき)ひたすら殺害していくのはかなり確かなカタルシス。
暗殺拳の使い手が主人公だから当たり前なんだけど。
まあしかし暗殺ではないなw
おれのやるアサシンクリードと同じぐらい隠密性が低いw
さて、ジャンプの漫画といえば戦闘力インフレ。
主人公も敵もガンガン強化されていってもうわけがわからなくなってしまうというやつ。
北斗の拳ではしばらく(ラオウが出るぐらいまで)その問題は発生しない。
とにかくケンシロウが圧倒的に強いから。
努力も友情も無関係(劇中では)に勝利するから。
ラオウが活躍しだすとまあやはり陰る。
陰るけどまだまだイケる。
原哲夫が描きながら感情移入してる感じが伝わってくるような気がする。
しかしなんでケンシロウは肩の防御にだけこだわるんだろw
肩アーマーにこだわりを感じる。
二部になって目立って変化するのもやっぱりそこ。
そういえば小学生の時「これかっこええな!」と、肩アーマーを最初に意識したのが聖闘士星矢じゃなく北斗の拳だったような気がする。
だが、もこもこべりべりで肩アーマーはいざという時には付いていないのであった。
さて、二部はもう駄目だろうなー、と思っていたらさすが北斗の拳、やるじゃない。
人気キャラだろうがなんだろうが大体すぐ死ぬ北斗の拳の利点。
キャラクターの再利用が出来る。
まあラオウを倒して終わるのが元の予定だったんだろう、あの人気の出そうな(ユリアの兄というのもあるし)ジュウザがあっという間に死ぬ。
ブロンソン「えっ?二部?まだ続けるの!?じゃあジュウザとか生かしとけばよかった!!」
…からの、
編集「ジュウザは生きていた!でいきます?」
ぶろ「それ他で使うからなぁ…」
編「ジュウザに弟とかいないんすか?」
ぶろ「うーー…いいよ!ジュウザみたいなやつを出すよ!」
なんかアインはこうやって出来たようか気がするじゃない。
(燃えるお兄さんの話はなんかウゼェからやめとく)
アインが二部ダレを見事に救ってしまった。
バットに対するアインというバランスが発生したここらでおれが思ったのは「ははぁ…北斗だの南斗だのの人間離れしたやつらの世界じゃなくて、人間味のある人間の戦いに焦点を移すのね」みたいな事。
編「あとちょっとだけ!ね!頼みます!」
ぶ「んんん…じゃあ考えてみる」
編「あと○回です!」
ぶ「え?」
編「終わらせたいんですよね?」
ぶ「いや、今思ってるのがそれじゃ終わらないんだけど」
編「いやー、もう決定したんで」
ぶ「はぁ…」
編「続行決まりました!!」
ぶ「いや、だからそれならこうしてないから!!」
このあたりからそういうニオイが凄い。
そんな事があったかどうかしらんが、このアインも軽く死ぬ。
別に死ななくてもよさそうなところで死ぬ。
特に強敵を倒したりはしない。
バットも思ったより反応しないw
しかしそこで気を抜かないというか、それでも捻り出してくるファルコというか。
あの出てきた時の大仰さに似つかわしくないその後の展開の急さ。
最強の敵にして最強の友!みたいなとこまで持っていっといて…
編「続行です。とりあえずリンが拐われるとかで次に繋げて、後はもう上手いことよろしくお願いします!」
いやいや、そういう事だったら誰か生き残らせといたよ!!!
もう伏線もなにも無い世界だよ!!
ハードルだけクソ高い新作マンガだよ!!
と、このような感じがして、全巻買ってあるがこのちょい後ぐらいで停止している。
称賛しまくる予定がタイミングを逃してこんな事になってしまった。
そりゃ流行るわこんなもん!!って強く思ったじゃない。
やるじゃない北斗の拳。
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