なぜDQ7主人公は漁師の息子だったのか?

そりゃ石板が網に引っ掛かって始まるんなら仕方なかろう…ではなく、それなら漁師が「なんだこれ?」って投げたのを拾ってもいい。

まあなんつーか、今DQ6を久々にやってる。

今回はかつてないほど島に乗りまくってる。

レベル上昇は適度に抑えて熟練度を上げまくろうとすると、カルベローナの海がなかなかに良好。

ザラキ一発とかイオナズン一発とかで勝負が決まる事が多いし、てつかぶと&てっかめんがわりと頻繁にドロップして金も儲かる。

カルベローナに入ってすぐのところ(しかしその事に気付かないやつは気付かない配置)に無料の宿があってゴールド銀行が同じカウンター内に併設されてるあたり、堀井雄二もここを稼ぎポイントと意識して仕込んでたんじゃないかという気がする。

で、ひたすら船…じゃなくてひょっこりした島でうろうろしているうちにふと思った。

そういえばこの島でジャミラスの島から帰る時に、じいさんが操舵輪に向かいながら「え?大丈夫かって?なーに、こう見えても元船長じゃ!いくぞー!」とか言ってたな、と。

うちのパーティにはそんな経験者なんておらんぞ。

子供用ベッドやら絨毯に、六人(ドラゴンとか含む場合すらあり)と馬と馬車を乗っけて飛び回ってた経験者もおらんぞ!と。

島はなんとかいけてもゲントの船はいきなり使いこなせなくないか?

なんならマメハの時にゃ潜水艇の経験すら必要なんじゃないか?

と、このあたりを堀井御大に誰一人ツッコまない事があるだろうか?

ドラクエ7のテーマの一つとして「働くお父ちゃんとその子供〜継いじゃう?〜」みたいなのを感じる。

継がないキーファが離脱して主人公は継ぐ感じになってたり。

システムとしてはどうやっても6のマイナーチェンジにしかならなそうな7の転職システム(あんまりそこを詰めてやるとFFになってしまうから加減がムズかろう)。

ここで堀井御大は、ウィザードリィ的な意味の「職業」という言葉を一旦置いといて「職業ってそもそもなんだっけ?」というところに着目したんではなかろうか。

下手したらそこがDQ7の始まり。

「7でも6の転職システムは継承したいですよね」

「んじゃ新職業を足す事になるわな」

このあたりで、忍者と侍は足さん!!という決意を感じる!!w

ウルティマから羊飼いを引っ張ってきてもそっちは目立たん!みたいな感じもする。

いやほら、そこでね、戦うための「職業」ではないより日常的な職業という発想が足されたりするかなー、と。

そこまできたら御大はそりゃ芸人を出すわな。

ちょうどパノンが定番化してきた頃だ(?)。

笑わせ師だ。

で、こうやって職業の日常化みたいな事が始まると、歴代ドラクエの主人公たちがゲームの当たり前として外洋に出られるような船を理由もなく操ってきた事が気になる。

船を操るのは「特技」だから。

特技がシステムとしてないうちはそれで良かったがそろそろ不自然。

順序はなんとも言えんが、なんとなくそういうような事を考えて船乗りという職業が出来、しかもそれが主人公になったんではないかと思ったという話。

ロトの末裔とか竜王の息子とか5の子から親になるのとか、ドラクエにはわりと親子というテーマがずっとあるねとっぺんぱらりのぷう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?