『1839年 ヴィクトリア女王 5ポンド金貨 ウナ&ライオン WR-277(R6) 世界現存数3~5枚限定』
英国コイン史上最も美しいコイン の一つとして知られている、通称「ウナ&ライオン」と呼ばれる5ポンド金貨
そのコインの表面は戴冠当時のヴィクトリア女王 の左向き頭像を描いた「ヤングヘッド」。
同様に裏面は、英国を模したライオンを世界の舞台へ導いていく、当時の若きヴィクトリア女王が描かれています。
(ウィリアム・ワイオン:1828年~1851年の間、イギリス王立造幣局の主任)
アンティークコインの世界を代表とする1枚としての地位を確立しています。
古来コレクターの垂涎の的として各種雑誌、メディアで取り上げられており、
昨今では、“開運!なんでも鑑定団”で取り上げられたことから、一気に人気に火が付きました。
「ウナ&ライオン」は長きヴィクトリア朝 (1838 年~1901年)において最初に作られた公式の
プルーフコインのパターンです。
このコインが初めて発行されたときは 賞賛の嵐が沸き起こりました。
更には、そのデザインは「最も魅力的だ」とか「荘厳だ」と言われ、当時のデザインの進歩を超えていると評価されました。
描かれた20歳当時の若さと溢れる魅力
1837年に18歳という若さで即位したヴィクトリア女王は、1901年まで63年間という現エリザベス2世に次ぐ在位期間を誇ります。
ヴィクトリア朝と呼ばれるイギリスで最も栄華を放った大英帝国時代を築いた女王。
「ウナ」とは、エドモンドスペンサー著作の“妖精の女王”の主人公でライオンは、
そのウナを守護する存在として登場します。
ウィリアムワイオンは、「ウナ」=ヴィクトリア女王、「ライオン」を英国(国家)と表現し、大英帝国の発展を願うデザインのコンセプトに作られました。
表面には即位当時の若きビクトリア女王、裏面には大英帝国、国家の繁栄を願い、ウナ(妖精の女王:国家を導く者)がライオンを導く姿がデザインされています。
刻印の「DIRIDGE DEUS GRESSUSMEOS(ラテン語で、我が君主が進むべき道を示すであろう)」を意味します。
100枚も無い希少性が導くレコードプライスとは
ウナ&ライオン5ポンド金貨は発行枚数400枚のプルーフ金貨で、
現在のモダンコインの“プルーフコイン”とは意味合いが少し異なります。
このウナ&ライオン5ポンド金貨は、髪飾りや髪型のデザインの違いなど、種類だけでも10種類以上が発行され、
“試鋳貨(pattern)”としての意味合いが強くあります。
試鋳貨(pattern)は、流通貨幣を作る前に試し打ちするコインのこと。
発行数400枚と言われながらも、現存するのは100枚程度ではないかと言われるほど希少で、その多くは摩耗や磨き傷など保存状態(Details鑑定)の悪いものが目立ちます。
2015年9月末にロンドンで行われたオークションで、
このウナライオンを含む15枚フルセット(世界最高鑑定)が約1億円のレコードプライスで落札されました。
また、日本国内では2020年5月に開催されたオークションでも、
ウナ&ライオン5ポンド金貨単体でのオークションレコードを叩き出し大きな話題となり、一気に注目の的となりました。
唯一無二、『究極のウナ&ライオン』と呼ばれる理由とは!?
このコインは専門的に言えば「パターン(試鋳貨)」とされているものの、
英国王立造幣局が公式に発行した1839年プルーフセットの一つです。
盾の形に作られた専用ケースには、他に通貨単位の異なる14のプルーフコインが入っていました。
コインの美しさへの賞賛に反して、このデザインはこれまで発行されたコインやレリーフが売買目的だったのに対し、「あまりに記念品っぽすぎる」とも思われていました。
同じように見えても、微妙に異なる相違点の数々
一見同じデザインに見える2つのコインですが、よくご覧ください。
リボンの模様であれば、無地と葉っぱの模様がついているという違いがあります。
これらはごく一部ですがこのように同じ種類であっても少しずつ違いがあるのも、魅力の内の1つです。
ちなみに本品WR-277はRarity(R6:現存数3~5枚)という超が付く希少なもの
イギリスの大英博物館、アメリカのメトロポリタン博物館に収蔵されるべき幻の逸品です。
こちらから詳細につきましてはお問い合わせ下さい。
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