中国の大手仮想通貨採掘企業、米国に進出か
仮想通貨の採掘(マイニング)を行なっている中国企業 Bitmain が、米国に進出するかもしれません。米国ワシントン州、ワラワラ郡の地元紙が伝えています。
現地メディアのUnion-Bulletinによると、ワラワラ郡は「ブロックチェーンに関する施設」を建設したいという企業と、2019年からの土地貸し出し契約を進めているとのこと。担当者によると、このプロジェクトにより700万〜1,000万ドルの投資が見込めると共に、地元において15〜20人の新たな雇用を生み出すことになるとしています。
この企業の名前はAnt Creekと伝えられており、海外メディアのCCNがこの会社の登記情報を調査したところ、Bitmainの共同設立者であるJihan Wu氏の名前が代表者として登録されていたとのこと。記事執筆時点では、Bitmainから正式な発表はされていません。
CCNによると、Bitmainの昨年の売り上げは30億〜40億ドルと見られており、これはGPU最大手のNVIDIAの同期の売り上げである30億ドル超えることとなります。
Bitmainによる海外進出はこれが初めてではなく、今年の1月にはスイスに拠点を設立していました。中国では仮想通貨への取り締まりが急速に厳しくなっていることから、様々な場所に拠点を構えることで、規制からのリスクを分散したい思惑だと見られています。
CCN
https://www.ccn.com/chinese-mining-giant-bitmain-is-expanding-to-the-united-states/
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