ブロックチェーン技術を活用したブログ「Steemit」に、西日本新聞がアカウント開設
西日本新聞社は、トークン(代用貨幣)を活用した「分散型ジャーナリズム」の研究を目的とした実証実験として、2月27日よりブロックチェーン技術を活用したソーシャルメディアサービス「Steemit(スティーミット)」にて記事の配信を始めました。
登録アカウントは「@westjapandaily」。今回の配信は、トークンによる記事への報酬分配などの仕組みを経験することを通じて、記事の質と読者の評価に基づくニュース経済圏の将来的な可能性について研究することが目的です。Steemitの担当者によると、日本の新聞社がアカウントを開設するのは初めてとのこと(1月末時点)。
同社はSteemitに、読者の依頼に応える形で個人や社会の課題について取材を始め、調査報道を通して事態の改善を目指す取り組み「あなたの特命取材班(通称「あな特」)」の記事などを掲載。日本語のほか、英語、韓国語でも発信していく予定です。また、他の利用者とコメントや評価を通じて交流を広げたいとしています。
Steemitは、文章を投稿したり、評価やコメントを行なったりすることで「トークン」を報酬として得る仕組みを持つ米国発のブログサービス。利用されているトークンは3種類で、一部は海外の仮想通貨取引所でビットコインなどと交換できます。
「あなたの特命取材班」ウェブサイト
https://www.nishinippon.co.jp/tokumei/