コスパとタイパを解放する、連休限定クッキング
昨日は久しぶりの平日休みだった。元々土日休みなので3連休の最終日。普段の土日なら溜まった家事をこなすのとHPを回復するので終わってしまうけれど、3連休となれば、HPはリセットされる。夫も仕事だし、せっかくなら何か生産的な活動をしたい。
そんなときは、ちょっと手間のかかる料理を作りたくなる。フライパンでまとめてジャーッと炒めるとか、鍋にポイポイ放り込んでまとめて煮込む、とかではなくて、何か手作業が必要で、食卓に出てきたら「おっ」とテンションが上がる料理。候補に挙がるのはキンパかチュモッパ。どちらにしようかなと考えた末、今日は家に韓国海苔があったので、チュモッパを作ることにした。
ちなみにうちの夫はチュモッパのことをなかなか覚えてくれない。「キンパとチュモッパ、どっちがいい?」と聞いたら、案の定「チュモッパって何だっけ?」と聞かれた。いつになったら彼の辞書にチュモッパは載るのだろうか。
難しい工程はないけれど、手間のかかる料理って他には何があるだろう。
コロッケ(メインのじゃがいも以外に細々した材料が多い、炒めて冷まして丸めて揚げるって気が遠くなる)
ポテトサラダ(一時期SNSで議論が起こっていた理由、わかりすぎる)
餃子(大人数でワイワイ作業するならありだが、材料費を考えても買うメリットの方が大きい)
栗きんとん(実家のおせち作りでは蒸したさつまいもの裏ごし係だったが、毎年これでもかという気持ちで鬼の形相でやっていた)
ぱっと思いつくのはこんなところだ。揃える材料が多いこと、下ごしらえの工程が多いこと、ちまちまとした手作業があることが、私の中で「手間」と感じるようだ。上記は最後に作ったのがいつか思い出せないくらい、自分の意思ではほぼ作ったことがない。
思い返すと、実家ではこれらの料理(栗きんとんはお正月限定だけど)が結構な頻度で食卓に上がっていた。特に、コロッケ。成型をやらされた記憶、めちゃくちゃある。母は専業主婦、私はフルタイマー会社員という違いはあるけれど、仮に今、私が専業主婦だったにしても、たぶんそんなに作らない。
コスパやタイパを度外視して料理をすることは、そう簡単にはできることではないと思う。実家を離れてみて、時間に追われず料理することの難しさと贅沢さを感じる。昨日は所要時間15分と書いてあるレシピを選んだはずなのに、韓国海苔をまぶすのに手間取って、結局1時間くらいかかってしまった。たまには気の向くまま、好きなだけ時間をかけて作るのも悪くない。