なんだかんだ、しいたけ占いに慰められている
上長との面談にて。
今月の後半から、仕事でちょっとした組織再編があるらしい。
ちょっとした組織再編なくせに、私の管轄業務はぐっと広がるらしい。
広がる部分がどういう業務かというと、数か月前に手放したばかりの領域なのだ。綺麗に整理して引継ぎして手放してからわずか3か月程で、また掌中に戻ってくることになってしまった。出戻り感が過ぎる。
既に別の業務で割といっぱいいっぱいなので、戻されてもやりきれる自信が全くない。今持っている業務と出戻り業務で、自転車操業になる未来が見える。操業できればまだいい方で、最悪廃業のリスクだって十分に秘めている。
面談が終わってから、なかばやけくそで「おいおい、どうなってんだしいたけ占い、そんなこと書いてあった?」と、ドラえもんにすがりつくのび太よろしく、思わず2024年上半期のしいたけ占いを読みに行ってしまった。人間は理解の範疇を超えると、人智を超えるものにすがりたくなるのかもしれない。
年の瀬に読んだ乙女座のページを、改めて読み漁る。
なるほど。
たしかに台風という表現はしっくりくるかもしれない。
いつ発生するか予測が難しく、木の枝やら、家の屋根やら、古い看板やら、ノーサンキューなものごとまで巻き込まれて飛ばされてきちゃう。
過ぎ去ってしまえば、そこには台風一過の爽快感(仕事の場合は達成感?)が残される。言い得て妙である。
占いをめちゃくちゃ信じるタイプではないけれど、変に素直なところもあるので、意外と「しいたけ占いがこう言ってるから仕方ないか」「しいたけ占いにこう書いてあったな」と納得できてしまう。我ながらちょろい人間。
結果をどう解釈するかなんて結局自分次第だし、都合よく捉えて、「ま、いっか」と明日も仕事に行けるメンタルを保てるのであれば、占いの役割は立派に果たしているといえるのではないか。
よく読めば誰にでも刺さる内容が書かれていたとしても、「これは自分のことだ!」と信じ込めてしまうのが、占いというジャンルが存続する理由なのかもしれない。